2023年11月30日　長久手キャンパス731・732教室

教員採用試験合格者による体験談発表会を開催。
教職をめざす後輩たちへエールを送りました。

　「教志会」は、本学で学ぶ教職課程履修者と教育の現場で働く卒業生をつなぐ団体です。学生部会が中心となってイベントの企画・運営をおこなっています。2023年11月30日(木)、教員採用試験に合格した4年生8名による合格体験発表会が開催されました。会場には、先輩たちの合格体験談を聴くために、教員をめざす後輩たちが集まりました。

　当日は2部制で開催。第1部では、小学校、中学・高等学校の校種に分かれて、学生たちが採用試験合格に至るまでの道のりについて説明しました。1日の勉強スケジュールや小論・勉強対策、実際に使用した教材、併願先の自治体、合格に役立ったことなどを発表。「教職に関する授業を多く受講」「自治体の傾向をしっかりつかむこと」「小論文対策には自分の体験を集める」「ボランティア活動に参加すると特例で受験できる」など、これから採用試験を迎える学生にとって役立つ内容ばかりです。さらに、「採用試験も大学受験と同じ団体戦。今一緒に頑張る仲間が、次の4月から一緒に働く仲間です」と激励する言葉もあり、学生たちは熱心に先輩たちの発表を聞いていました。

　第2部では、志望する教科ごとに分かれて、後輩から先輩への質問タイムを設けました。第1部で気になったことをさらに深堀りして先輩へ質問。採用試験の案内用紙を見せながら当日の流れを教える姿や、「間違えた問題を中心にノートを作って、効率よく勉強できるようにしていました」とまとめたノートや教材を見せて話す姿が見られました。なかには、場面指導でどう答えたらよいのかという問いに対して、「集団としての指導が必要。ボランティア経験が場面指導に活きた」と自身の経験を踏まえて、後輩たちに伝えていました。

　教員採用試験に合格した先輩と近い距離で対話をすることができたことは、これから試験に臨む後輩たちにとって貴重な機会となりました。先輩からの激励メッセージによって背中を押された後輩の学生たちは、採用試験合格へ向けて互いに高め合うことでしょう。