2023年12月12日（水）名古屋市名東区 本学提携ワンルームマンション

学生たちがモデルルームのインテリアデザインに挑戦。
高校生のツボを押さえたアイデアで、空間を可愛らしく彩りました。

　創造表現学部 建築・インテリアデザイン専攻では、住宅やまちづくり、インテリアデザインなどの分野について基礎から応用まで学び、広い視野を持って社会を捉える力を身につけます。
　星が丘キャンパス・長久手キャンパス周辺には、大学生向けのアパートやマンションが多く建ち並んでいます。今回、学生向けマンションの紹介や管理を担う不動産会社のUnilife様より依頼をいただき、松本ゼミの学生たちがモデルルームのインテリアデザインに挑戦しました。

　テーマは「春から一人暮らしを始める高校生が参考にしたくなるインテリアデザイン」です。学生たちがいくつかアイデアを提案した結果、「韓流アイドル好きの女子高生」をターゲットとする、「韓国インテリア」をコンセプトにした案が採用されました。

　家具の開封・組立を担当するグループと、タイルカーペットを敷くために必要なマスキングテープを床に貼るグループに役割を分担し、ステージングを行いました。韓国の通販サイトで取り寄せたライトスタンドや棚などは、日本のものと少し勝手が違うようで、組立やマスキングテープの貼付などに苦戦しましたが、数人で協力しながら取り組みました。思うようにいかない部分もあったものの、各々が自分で何をすべきか考え、苦労している人がいればフォローするなど、彼らの自主性や協調性が存分に発揮されていたように見えます。

　完成したモデルルームは、白を基調としたテーブルやイス、棚、ライトスタンドなどがそろい、シンプルながらもオシャレな空間になりました。アクセントとして小物なども配置し、可愛らしさも演出しています。学生のフレッシュな感性や、若者だからこその視点が光るデザインに仕上がりました。

　Unilifeの担当者様からは「自分たちではデザインが一辺倒になってしまうので、私たちには考えもつかないようなアイデアを期待していました。そして実際に、韓国家具という若い方のニーズを押さえたアプローチを提案していただいたので、学生さんの柔軟な発想力やトレンドを活用する力に、とても驚かされました。もし機会があれば、またご協力いただきたいです。」とコメントをいただき、期待以上の提案に心動かされたご様子でした。
　初めてインテリアデザインからステージングまでを一貫してやり遂げた学生たち。想定よりも時間がかかってしまいましたが、「実際のステージングはイメージ通りにはいかないこともある」という経験は、間違いなく彼らの成長の糧になったことでしょう。本学は今後も、学生たちに実践的な学びの機会を提供していきます。