追究

2024年03月18日

交流文化学部 国内フィールドスタディ科目「韓国・朝鮮語国内研修」

2024年2月8日(木)~10日(土)長久手キャンパス 国際交流会館(アイハウス)

韓国語しか話せない環境で3日間過ごす語学合宿を実施。
グループ学習や調理実習を通じて、韓国の文化に対する理解を深めました。

 交流文化学部 ランゲージ専攻では、英語、中国語、韓国・朝鮮語、日本語教育などそれぞれ興味のある言語について専門的に学び、高い語学力と異文化理解を追求しています。国内外の研修やセミナーなど実践的な学修の機会が豊富であることも特長のひとつ。そのなかで、韓国語を集中的に学んでいる学生用向けの研修が「韓国・朝鮮語国内研修」です。事前授業で研修の流れやマナーなどを理解した後に、長久手キャンパスの国際交流会館(アイハウス)で2泊3日の集中体験型学習キャンプを実施。学生たちは「話せるのは韓国語のみ」という環境で、食をはじめとした韓国や朝鮮の生活文化を体験します。

 研修では、外部からお招きした講師一人に3人~5人の学生で編成したグループで活動。まず、韓国の遊びやバドミントンなどのアクティビティを通して交流を深めたのち、韓国・朝鮮語のリスニングやスピーキング、韓国の食事の調理実習などに取り組みました。

 調理は朝昼晩の3食全てを学生たちが担当しました。初日の夕食は、ごはんや肉をサンチュなどの野菜で包んで食べる「サンパブ」、豚肉をコチュジャンで炒めた「チェユクポックム」、韓国風味噌汁「テンジャンチゲ」の3品。役割分担した学生たちは、講師の方からサポートしてもらいながら調理を進めていきます。各グループでメニューや使う食材は同じですが、具材の大きさや調理工程などが異なるため、料理の見た目や味わいに各グループの個性が表れていました。

 最終日には各グループで決めたテーマについて発表を実施。学生たちはまだ慣れない韓国語に苦戦しながらも、韓国の食や文化について特徴・魅力などを自分たちの言葉で紹介しました。その後、昼食として最後の韓国料理を味わって今回の研修が終了。韓国語しか話せないという制限から解放された学生たちは、達成感がありながらもどこか名残惜しい様子でそれぞれの帰途につきました。

 日本語が使えないという厳しい環境で、ひたすら韓国語や韓国の文化に触れ続けた3日間は、学生たちの語学力向上や韓国への理解に大きくつながったことでしょう。これからも本専攻では、学生のスキルアップだけでなく、学習意欲や異文化への関心を高められるような体験を提供していきます。

学生コメント

交流文化学部 交流文化学科 ランゲージ専攻 3年
水谷有沙さん、豊田真穂さん、吉崎絢香さん

 私たちは韓国に留学した経験があるので、日本語が使えない環境でもそれほど大変ではなく、現地での留学と同じ感覚で過ごすことができました。しかし、調理実習のような他のことに集中していると、韓国語が出なかったり、つい日本語で話しそうになってしまったので、もっと自然に韓国語を話せるように頑張りたいなと思いました。また、食事を自分たちで作っていたので、語学力だけでなく料理スキルを高められたことも嬉しいポイントです。