追究
2024年07月24日
名古屋土曜学習プログラム
2024年度 地域・ボランティア活動 教員 教育・学習 教育学部(2025年4月開設)

2024年6月15日(土) 名古屋市立極楽小学校
児童たちと一緒に
ペットボトルのキャップや紙コップを使った
遊びを体験しました。
6月15日(土)、愛知県名古屋市名東区にある名古屋市立極楽小学校の体育館で「名古屋土曜学習プログラム」がおこなわれました。これは名古屋市が小学生を対象とし、地域や保護者、民間業者などの協力を得て、児童たちにさまざまな体験を提供するというもの。毎年、本学の教育学科の学生もサポートスタッフとして参加する恒例の行事です。
今回集まったのは小学1年生から3年生の児童たち。体育館の中央に集まり、土曜学習の学習コーディネーターが遊ぶ際の注意点を伝えた後、教育学科の加藤先生が本日のプログラムの内容を話してくれました。
最初におこなったのは、ペットボトルのキャップを使った遊び。学生たちが大量のペットボトルのキャップを運び、体育館の中央にバラまくとその量に児童たちは歓声を上げ、さっそく思い思いの遊びが始まります。キャップを転がして遊ぶ児童や、色別にしたりピラミッド状に高く積み上げたりする児童もいて、その遊び方は千差万別。学生たちはそんな児童たちと一緒に遊びながら、子ども同士が仲良く遊べるよう積極的に声がけをするなど、配慮していました。
ペットボトルのキャップ遊びが終わると、休憩をはさんで次は紙コップが登場します。その数、なんと10,000個!最初にひとりにつき100個配って遊びが開始されました。足りなくなれば学生たちに紙コップをもらい、あっという間に配り終えました。高い塔をつくったり、壁のように横に広げたり、ペットボトルのキャップ遊び同様、児童たちは自分たちで遊び方を考えていきます。当日は風があったため、体育館内に吹き込む風で塔が倒れるハプニングも。その度に大きな悲鳴が上がりましたが、それもまた楽しんでいる様子でした。
約30分で遊びが終了すると、後片付けの時間。10,000個もあるので後かたづけに15分以上かかりましたが、児童たちは皆、満足そうな表情をしていました。最後に児童たちは加藤先生にお礼を言うと「みんなの家にある身近なものを使って、遊びを考えてほしいです!」と締めくくり、土曜学習は無事に終了。児童たちと直接触れ合った学生たちも、児童たちの動きや発言からさまざまなことを学び取ったことでしょう。
学生コメント
文学部教育学科2年
吉田充輝さん、多島綾菜さん、水谷元紀さん
土曜学習を体験してみて、児童ならではの遊びの発想に驚かされました。特に紙コップでの遊びは、私たちは高く積んでいくくらいしか思いつかないですが、児童たちは万里の長城のように横に並べているのを見て「私たちでは思いつかない!」と驚きました。今回、皆同じ教育学科の学生だったので、学生同士が連携できたのが良かったです。児童がみんなで楽しく遊べるようにお互いに協力しあってうまくフォローができました。大学の授業だけでは学べないこのような機会を体験でき、とても勉強になりました。