追究

2024年09月03日

ビジネス学部 イノベーション専攻 チャレンジプログラムD(プロモーション)

2024年4月15日~7月29日

中京テレビ様とコラボレーションし、若者がテレビ番組を視聴するための企画を提案。
調査やプレゼンテーションを通じ、情報を発信する力を身につけました。

 チャレンジプログラムDは、マーケティング・プロモーションの考え方や手法を学び、映像制作に取り組む授業です。ネットワークや情報端末の進展に伴い、Webを利用した双方向、多方向のコミュニケーションを理解した上で、マーケティング、企画提案、映像制作物などの成果物制作まで一連の流れで実現できる力を培います。
 今回は中京テレビ様と連携し、「朝の情報番組と週末の情報番組について、若者が視聴するための施策を提案する」を課題とし、企画立案をおこないました。学生たちは番組の視聴状況や番組に対する印象、視聴年齢層などを調査し、提案企画書を作成。中間発表では企業様から、企画内容やその組み立て方についてアドバイスをいただきながら、最終発表会ではさらにブラッシュアップした内容でプレゼンを実施しました。ここでは学生たちの提案内容を紹介します。

施策紹介「朝の情報番組」

チームApple

 朝にテレビを視聴する人の多くがスマホを「ながら見」していることに着目し、生放送とSNSの連携を企画。「視聴者参加型コーナー番組」として、20代ひとり暮らしが持っているキッチン家電を扱った料理コーナーを中心とし、コメント欄が盛り上がるお題も設けます。放送中にQRコードを表示し、読み取るとコメントができる仕組みに。面白かった視聴者のコメントを次の回で紹介し、継続視聴を狙う企画にしました。

チームふてぃちゃん

 朝の番組は「ながら見」をする人が多いこと、朝から暗いニュースを見るのが辛いという意見があることを踏まえ、「ニュースにポップな副音声を導入する」ことを提案。毎週月曜日にニュースについてトークを入れ、1日を明るく始められるようにしました。シリアスなニュースの際は星座占いや天気予報について話す場に。視聴者によるゲスト予想や、副音声の切り抜き投稿、ポスターなどで拡散を狙うものとしました。

チームポテトLLLサイズ

 マッチングアプリの普及状況をヒントにコミュニティアプリを作ることを提案しました。放送の記録が見られるログ機能をはじめ、放送で紹介されたスポットがマッピングされる機能、行ってみたい人とマッチングできる機能、チャット機能を備えたものです。さらに、収支計画も企画書に盛り込みました。アプリの利用を視聴につなげる企画としました。

施策紹介「週末の情報番組」

チームあらじょ

 番組の認知度向上を図るため、名古屋の若者女性の「ほしい」が集まる「コミュニケーションランド」を企画しました。メイク直しのスペースや休憩スポットなどが集まる場所を作り、番組に対する興味関心の促進を狙いとしています。また、番組を視聴するとポイントが貰え、さらに「コミュニケーションランド」で利用できるシステムを考案。認知度向上とリアルタイム視聴につなげる提案をおこないました。

チームパンだパンダ

 若者のメディアの利用時間の増加、ライブ配信の視聴経験の調査結果を踏まえて、新コーナー「#君がディレクターだ」を企画。Xやインスタグラムのアンケート機能を利用した生中継の視聴者参加型のコーナーです。出演者にどこでロケをしてほしいか事前にアンケートを取り、旅やグルメのコーナー進行中に視聴者にコースを選んでもらいます。SNSのトレンド入りや新規ユーザーの獲得だけでなく、視聴者にとってこれまでにない体験を提供できる企画としました。

チームイロトリドリ

 STP分析でターゲットを絞り、「話題性・刺激を求めている若者」をターゲットにしました。オーディション番組が反響を呼びやすく、継続視聴にもつながりやすいという考えから、番組内で「キャラクター」を中心とした「ゆるキャラバンド結成」を提案しました。バンド活動も番組で紹介するだけでなく、楽曲をリリースし、切り抜き動画をSNSで投稿。視聴者の関心につなげる企画にしました。