追究

2024年10月18日

あいち国際女性映画祭2024 韓国映画『ジンセン・ボーイ』上映会

2024年9月5日(木) ウィルあいち(ウィルホール)

字幕翻訳を通して、
韓国語と日本語への理解をより深めました。

 あいち国際女性映画祭は、1996年から始まった女性監督による映画の祭典です。男女共同参画社会の実現に向けて、女性を取り巻く諸問題や生き方など、さまざまなテーマの作品を上映します。今年は9月5日(木)~9月8日(日)にウィルあいちとミッドランドスクエアシネマで開催(ミッドランドスクエアシネマは7日まで)、国内外の映画19作品が上映されました。
 19作品のうちのひとつである韓国映画『ジンセン・ボーイ』は、韓国の人気グループ「KARA」のメンバーであるカン・ジヨンさんが主役のコメディ映画。詐欺師のジェニー(カン・ジヨン)はある日、智異山(チリサン)にある村で、不老長寿の効果があるという1000年ものの高麗人参酒の存在を知り、病気の老人からそれを盗もうと試みます。しかし老人の孫で、不思議な少年テンジャンに出会ったことで、事態は思わぬ方向へと進んでいくストーリー。この作品の字幕翻訳を、三重野聖愛先生の監修のもと、本学の「字幕翻訳同好会」の学生と卒業生が手掛けました。
 日本語字幕への翻訳は30名の学生が携わり、それぞれが自身の技量に見合った分だけを担当。限られた文字数の中で、最適なセリフが表現できるかが字幕翻訳の難しさで、ひらがなで書くか、漢字にするか、キャラクターの雰囲気を表現できているかなど、さまざまな点に注意しながら字幕制作に取り組みました。

 今回の経験によって、日本語と韓国語の違いを理解し、韓国語の知識だけでなく、日本語表現についても学びを深めたことでしょう。本学ではこれからも語学スキルの活用と向上の機会を提供し、学生たちの学びをサポートしていきます。

《学生コメント》

交流文化学部 交流文化学科 ランゲージ専攻 2年
村松夢渚さん

 洋画の字幕に興味がありました。字幕翻訳同好会に入れば、もっと韓国語の勉強になると思ったのがきっかけです。実際に取り組んでみると、韓国語はハングルのみで表現しているのに対し、日本語はカタカナ、平仮名、漢字の表現手段があります。これをどのように使い分けるのかがポイント。また、映画では画面が切り替わるので、どのタイミングでセリフを切ればいいのかも難しいところです。
 自分の担当部分が完成した後、先生に提出し、修正していただくのですが、どのように修正されたのかを確認するのも勉強になります。とても有意義な活動だったので、今後は翻訳の授業をたくさん履修していきたいです。来年も機会があればぜひ挑戦したいですね。