追究

2024年11月14日

建築・インテリアデザイン専攻 松本ゼミ はんだ建築まつり2024

2024年9月28日(土)愛知県半田市 旧中埜家住宅

建築・インテリアデザイン専攻の学生たちがはんだ建築まつりに参加。
明治時代の建築への学びを深め、イベント来場者を案内しました。

 2024年9月28日(土)、愛知県半田市で開催されたイベント「はんだ建築まつり2024」に創造表現学部 建築・インテリアデザイン専攻の学生9人とゼミを担当する松本佳津先生が参加しました。市内に点在する過去から現在までの優れた建築を日時限定で特別公開するというイベントの中で「重要文化財 旧中埜家住宅」を担当し、建築やインテリアのポイントを交えて来場者を案内しました。

 旧中埜家住宅は明治44年に地元の財産家である第10代中埜半六によって建てられた洋風の別荘です。建物の木製フレームを意図的に外に露出させているハーフティンバースタイルの建築技法における日本の遺例として重要であり、建てられた当時のありのままの姿が残されています。

 参加した学生は、「普段は昔の建築やインテリアについて学ぶことは少なく、このイベントをきっかけにいろいろ調べました。すると、昔の時代の建築やインテリアが、現代のデザインに通じている部分が多いことに気づき、興味深かったです」「部屋ごとに暖炉まわりのデザインが異なっているなど、インテリアの細かなところまで凝っていて見応えがあります」などと話しました。
 はんだ建築まつりでは、他大学の建築・インテリアデザインを学ぶ学生たちも別の建築で参加していました。イベント後の懇親会で交流を深めました。学びを同じくする他大学の学生と交流する機会は普段なかなかないため、貴重な機会となったことでしょう。
 今回参加した学生たちは、普段あまり目にすることのない明治時代の建築に触れ、新たな学びを得ることができたのではないでしょうか。建築・インテリアデザイン専攻では、これからも学外でのイベントや建築を通して様々な人と交流できる機会を用意し、学びの場を提供していきます。

学生コメント

創造表現学部 建築・インテリアデザイン専攻 4年
石原 梓恵瑠さん

 イベントの前に下見に訪れ、明治時代の建築への興味が増しました。電気が普及して今は見ることがなくなってしまったガス燈を見られたのがうれしいです。建築やインテリアを洋風に見せるための工夫が随所にあり、建築技術の細やかさなど日本のいいところも融合していると感じました。
 また、建築を学ぶ他大学の学生とも交流ができ、学びのある時間となりました。