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2024年11月27日

第16回中国語スピーチコンテスト

2024年10月14日(月)星が丘キャンパス 53A教室

中国語スピーチコンテストを開催。
発表した学生、参加した学生たちの学ぶ意欲を刺激する時間になりました。

 2024年10月14日(月)愛知淑徳大学の星が丘キャンパスで、第16回中国語スピーチコンテストが開催されました。これまでは全学部の学生を対象に開催していましたが、今年度は学部のイベントとして実施。学生生活で培った中国語スキルを競い合う大会となりました。

 コンテストは朗読部門とスピーチ部門から構成され、それぞれ朗読部門10名、スピーチ部門6名の学生が参加しました。朗読部門にエントリーした学生は、2種類の文章を発表。情感たっぷりに、時々ジェスチャーを交えながら「咕咚!」を発表する学生や、会場にいる学生たちに語りかけるように淡々と「春」を発表する学生がおり、審査員の学生たちは原文を確かめながら朗読に聞き入っているようでした。スピーチ部門にエントリーした学生は、自らの留学体験や中国語学習について発表。声の大きさや抑揚など、さまざまな工夫を凝らしながら自らの想いを伝えました。各部門の発表後、会場に訪れた学生による人気投票がおこなわれました。

 全員の発表後、教員の審査を待つ間は、先輩による「中国語学習体験談」と董先生による「遣唐使にまつわる話」の講演会がおこなわれました。
 本学科の先輩2人は「中国語と就活」「中国への留学体験」をテーマに話し、「中国語を学ぶ過程で得られた力や気づきを就活に活かしました」「留学先の学生だけでなく、なるべく現地の人と交流を増やすことで語学力が上がりました」といったアドバイスを会場に集まった学生におくりました。
 董先生による遣唐使にまつわる話では、遣唐使として派遣された阿倍仲麻呂が帰国できず、親交の深かった李白が哀悼の意を示して詩を詠んだことに触れ、董先生が出演する「中国琵琶ティンティンと日中の美女達が語る 音楽劇 遣唐使物語」の1シーンを鑑賞。「不幸な歴史もありましたが、中国と日本は今まで助け合って発展してきた関係であり、今後も仲良く付き合っていかなければならない」とお話いただきました。

 厳正な審査の結果、朗読部門では最優秀賞に伴ひなたさん、優秀賞に榊原由依さん、高橋和希さん、スピーチ部門では最優秀賞に佐野友泉さん、優秀賞に飯田友梨香さん、中山結唯さんが選出されました。最優秀賞を受賞した2人は人気賞も受賞しており、W受賞となりました。選出された学生たちには、会場から拍手が送られ、受賞者の栄誉を称えました。

 日々の中国語学習の成果を発表する機会となった中国語スピーチコンテスト。発表した学生はもちろん、会場で発表の行方を見守った学生たちにとっても刺激となる時間となったはずです。本学では今後も学生たちの学びを刺激する機会を設け、一人一人の成長をサポートしていきます。

学生インタビュー

■朗読部門 最優秀賞

交流文化学部 ランゲージ専攻 1年 伴ひなたさん

 高校生の頃から中国に興味があり、音楽を聞いて中国語に触れる機会がありました。中国語の勉強をしっかりと始めたのは、大学に入学してからですが、今回のような賞をいただくことができてうれしく思います。練習の期間は一文ずつ読んで先生にチェックしていただいたり、週末にはオンラインで他のメンバーと発表したりと、モチベーションを高く持って取り組むことができたと思います。本番は緊張しましたが、先生から褒めていただいた声の良さを活かして朗読することができました。練習や発表を通して気づいたのは、少し間違えたとしても相手は気にしないということ。それはコミュニケーションにおいても同じだと思います。今後、留学を考えているので、たくさん話して語学力を磨いていきたいと思います。

■スピーチ部門 最優秀賞

交流文化学部 ランゲージ専攻
チャイニーズ・エクスパート 3年 佐野友泉さん

 夏休み前に募集が始まり、お盆休み明けに担当の先生が決まってから原稿の作成、スピーチの練習に取り組みました。以前、ゼミの先生から「発音が基礎からできていない」と指摘され、ゼミ内での発音テストの点数も低く、とても悔しい思いをしました。その悔しさをきっかけに短期留学に参加したことを今回のスピーチで発表しました。
 発表までの期間、先生と対面で練習できない時には録音したデータを先生や留学生の友人に聞いてもらうことも。何度も確認してもらうことで、次第にスムーズに話せるようになり、それを本番でも発揮できたので、今回賞をいただくことができたと思います。努力することで結果に残すことができ、自分の自信になりました。今後仕事で壁にぶつかることがあるかもしれませんが、今回の経験が強い支えになってくれると思います。