追究
2024年12月12日
建築・インテリアデザイン専攻 間宮ゼミ「屋上祭 HOSHIGAOKA ROOFTOP FESTIVAL 2024」
2024年度 展示会・講演会・発表会 建築学部(2025年4月開設)

2024年11月3日(日)第2星が丘駐車場 屋上
駐車場がポケットパークに変わる一日
秋空の下、子どもたちの笑顔がはじけるにぎやかな風景が生まれました。
創造表現学部 建築・インテリアデザイン専攻の間宮ゼミでは、「エリアブランディングの研究と空間デザイン」をテーマに、産学連携による実践的な学びを取り入れています。なかでも、星が丘テラスを運営する東山遊園株式会社様との協働による星ヶ丘周辺のエリアブランディングは間宮ゼミが継続的に取り組んでいるプロジェクトです。
2024年11月3日(日)には、第2星が丘駐車場の屋上にて、「屋上祭 HOSHIGAOKA ROOFTOP FESTIVAL 2024」を開催しました。普段は殺風景な屋上を一日限定でポケットパーク(小さな公園)として開放し、星ヶ丘エリアに新しい風景をつくるというチャレンジです。ゼミの3年生が主体となり、企画からデザイン考案、施工、運営までを担いました。さらに、名古屋を中心に屋上の利活用プロジェクトをおこなう「青空ルネサンス」とコラボレーションし、お互いがもつ経験値やデザイン性が交わることで生まれる相乗効果を狙いました。
当日は、朝から学生たちが駐車場の床に50メートルを超えるケンケンパや巨大迷路など、さまざまなチョークアートを描きました。小さな子どもの歩幅を考慮するなど遊んでもらいやすいように工夫し、参加型のインスタレーションをつくりあげました。インスタレーションの横には、人工芝を敷き、椅子やテーブル、ハンモックなどを設置した「青空ルネサンス」によるくつろぎの場も設けられました。イベントが始まると、学生たちが星が丘テラスなどで配ったチラシを見た人が続々と集まってきました。子どもは広い屋上空間を思いっきり走り回り、チョークアートの遊びに夢中。大人も童心に返って子どもたちと一緒に遊んだり、星が丘テラスで購入したドリンクやフードを持ち込んで芝生の上でピクニック気分を味わったりと、秋晴れの空の下で心地よい時間を過ごしていました。学生たちは、自分たちがつくったインスタレーションがまちに新しい風景を生む様子を目の前にし、達成感を感じたようでした。
学生インタビュー
創造表現学部 建築・インテリアデザイン専攻 3年
杉山凌健さん
3年次からゼミがスタートし、7月には星ヶ丘学区の盆踊り祭りでたませんの屋台を出店しました。そこでゼミ生同士の結束力が生まれ、今回のイベントにつながりました。夏頃から、チョークアートの参考になるグラフィックを集めるなどリサーチを開始し、入念に企画を練って当日を迎えました。イメージしていたように大人も子どもも一緒になって、楽しそうに遊んでいる姿を見ることができて嬉しいです。
間宮ゼミは主体的に動く学生が多く、チームとしてまとまっていると感じます。今後もエリアブランディングやサウナ小屋設計など面白いプロジェクトが待ち構えているので、力を合わせて取り組んでいきたいです。