追究

2024年12月25日

ビジネス学部 企業分析プロジェクトB

2024年11月8日(金)星ヶ丘キャンパス13C教室

名古屋の食品卸売商社 トーカン様から企業や経営についてお話を伺いました。

 ビジネス学部では経営学、商学、会計学、経済学などを幅広く学びながら、実践的なビジネススキルを習得することができるのが大きな特長です。中でも企業や自治体などの協力を得て、産官学が連携したアクティブラーニングを積極的に取り入れています。
 その一貫である「企業分析プロジェクト」は実際の企業から直接お話を伺い、財務諸表や経営の実態・課題を知り、企業分析をおこなったのちに各チームで分析結果を発表します。

 11月8日(金)には、名古屋市熱田区に本社を構える食品卸売商社の株式会社トーカン様に星が丘キャンパスまでお越しいただき、卸売業という業種についての説明や会社の歴史、取扱商品、企業ビジョン、事業内容、業績などを説明していただきました。
 1947年創業のトーカン様は東海エリアを中心に、大手量販店様、外食店様、コンビニエンスストア様など、数多くの取引先を持ち、「食」を通じたビジネスを展開しています。その取扱アイテムは約11万点にも及び、中には自社製造品もあります。単に食品の流通に関わるだけでなく、いち早く市場のニーズをキャッチして地域の食生活を豊かにする取り組みに積極的であることを伝えられました。

 企業ビジョンの説明では、地域の食ビジネスにいち早く対応するだけでなく、全国に物流拠点を持ち、量販店など広範囲に展開する取引先のニーズにも対応。さらに働きやすい職場環境づくりや環境に配慮した物流も推進し、近年ではさつまいも菓子専門店『東甘堂』をオープンさせるなど、新規事業の展開にも積極的です。
 企業説明の最後には、ビジネス学部出身のOG米山さんが登壇。人事教育部に所属する米山さんは採用に関して、どのような人物が求められるかをお話してくださいました。

 質疑応答では、「今後、力を入れていきたい事業は何ですか」「地域に寄り添う活動として具体的な取り組みを教えてください」など、学生から積極的に質問が挙がりました。特に新ブランド提案についての質問では、新規事業の『東甘堂』が社員のアイディアから生まれたとの回答があり、学生たちも自分たちの可能性に目を輝かせていました。
 次の講義から本格的な企業分析がスタート。各チームに分かれて、財務諸表分析や業界環境分析など具体的な分析を行い、報告会ではその成果を再びトーカン様の皆様の前で発表する予定です。
 企業分析プロジェクトの授業を通して、学生たちがビジネスの世界をより深く理解していくことが期待されています。