追究
2024年12月26日
名古屋土曜学習プログラム
2024年度 健康医療科学部 地域・ボランティア活動 教員 教育・学習 教育学部(2025年4月開設)

2024年11月9日(土) 名古屋市立極楽小学校
児童たちと一緒に手つなぎサッカーをおこない、
思い切り身体を動かしました。
11月9日(土)、愛知県名古屋市名東区にある名古屋市立極楽小学校の体育館で「名古屋土曜学習プログラム」がおこなわれました。これは名古屋市が小学生を対象とし、地域や保護者、民間業者などの協力を得て、児童たちにさまざまな体験を提供するプログラムで、毎年本学の学生たちも、いきいきサポーターとして参加しています。
今回、集まったのは小学3年生から5年生の児童13名。体育館の中央に集まり、土曜学習プログラムの学習コーディネーターが遊ぶ際の注意点を伝えた後、健康医療科学部 スポーツ・健康医科学科の鶴原先生からプログラムの内容が説明されました。今回おこなうのは「手つなぎサッカー」です。手つなぎサッカーとは、2人がペアになってリングを握り、その状態でドリブルをし、相手ゴールを狙います。最初は筋肉や関節をほぐすためにラジオ体操で準備運動をしました。その後、A、Bの2つのチームに分かれ、円陣を組んでパスの練習です。はじめは1つのボールでパスを回していましたが、途中から円陣の輪を広げながらボールが2つに。「パスが欲しい人は手を挙げてアピールしてね」と学生たちが声掛けをします。
パス練習の後はドリブルシュートの練習。小さなゴールにめがけてドリブルしながらシュートの練習を繰り返します。その練習が終わったら、休憩を挟んでいよいよ手つなぎサッカーの試合開始です。
試合の前には、学生が手つなぎサッカーのルールを説明し、実演。ボールをキープしているときに握っているリングを離してしまったら、相手チームに1点加算されることと、ゴールキーパーはなしでおこなうところがポイントです。第一試合が始まると、キックオフ早々に手を離してしまう児童も。最初はルールがわかっていながらも、いつもおこなっているサッカーとは勝手が違うため、戸惑いを見せていた児童たちでしたが、だんだんとコツをつかみだすと笑顔で競技を楽しむようになりました。ボールを思い切り蹴りすぎて靴を飛ばしてしまう児童もいて、体育館内は笑いの渦に包まれました。
趣向を変えた3試合がおこなわれ、3試合目には元気いっぱいの児童たちもさすがに疲れた様子。それでも最後まで楽しく手つなぎサッカーをおこなうことができました。
子どもたち一人ひとりに寄り添いながら、チームワークを学ぶことができた今回の土曜学習プログラム。実際に子どもたちに笑顔をもたらした経験は、教員を目指すうえで大きな自信とモチベーションにつながったことでしょう。本学では今後も実践的な学習の機会を提供し、学生の成長をサポートしていきます。
学生コメント
文学部 教育学科4年 官林 潤さん
文学部 国文学科4年 大見 結衣さん
小学生対象の運動系プログラムということで、手つなぎサッカーをして児童たちがどのように動くのか、経験がないのでまったくわかりませんでした。ケガをしないように軟らかいボールを選び、ラジオ体操用の曲も用意するなど、準備を入念にしました。実際にやってみて大きなトラブルなく終えることができ、ホッとしています。ゲームをスムーズに進行させることの難しさやその場でルールを変更していくなど、臨機応変に対応することが必要だと学びました。児童たちには手つなぎサッカーを通して、勝ち負けよりも相手を思いやる気持ちやチームワークの大切さを学んでくれたら嬉しく思います。