追究

2025年01月22日

第9回 韓国語作文コンテスト

2024年11月30日(土)星が丘キャンパス53A教室

韓国語に関心を持つ学生たちが
自分の考えや経験を韓国語で表現。
文化体験も楽しみ、韓国への理解を深めました。

 愛知淑徳大学の交流文化学部ランゲージ専攻が主催する「韓国語作文コンテスト」が開催されました。本学の学生で韓国語の学習や韓国文化に関心を持っていれば、学部や学年を問わずチャレンジできる大会。あらかじめ与えられた2つのテーマ(1.韓国語との出会い 2.私が勧める日本観光)から1つを選び、制限時間80分で1600文字程度の韓国語の作文を書き上げるという内容です。
 当日は19名の学生が集まり、12時30分から辞書を片手に作文を開始。駐名古屋大韓民国領事、韓国貿易センター名古屋貿易館課長、SBJ銀行名古屋支店長、チェジュ航空名古屋支店長をはじめ、学内外の韓国・朝鮮語関係者6名がその作文を審査しました。

 14時からのオープニングセレモニーでは、開会の辞として交流文化学部の林大策学部長が挨拶。「良好な関係づくりには、語学を通して相手国の歴史や文化を学び、お互いを知っていくことが大切です。ここに集まったみなさんが日韓関係の架け橋になっていくことを願っています」とエールを贈りました。
 作文の審査を待つ間、学生たちは韓国文化を体験。韓国伝統音楽グループ「ノリパン」による演舞を鑑賞後、実際に使う太鼓やバチを借りて打ち方の手解きを受けて一緒に演奏するなど、楽しい時間を過ごしました。

 結果発表の前に、審査委員長を務めた桜花学園大学の都恩珍先生が今回の韓国語作文コンテストを総評されました。「文法・表現・語彙の使い方、内容の構成や展開など、どの作文も素晴らしかったです。自身の経験を踏まえながら肉付けしていて、引き込まれるような作品がたくさんありました。微妙なニュアンスの違いを肌で感じ、ネイティブ並みの自己表現をできるよう、これからも語学力を磨いてください」と語り、学生たちのがんばりを讃えました。

 授賞式は、最優秀賞1名、優秀賞2名、審査委員賞2名の予定でしたが、素晴らしい作品が多かったため、特別賞1名を追加。厳正な審査の末、特別賞は一色田苺花さん、審査委員賞は川野祐里さんと石垣春奈さん、優秀賞には平野七帆さんと市瀬零さん、最優秀賞には田中芽衣さんが選ばれ、表彰状と副賞が授与されました。

 コンテストの最後には、最優秀賞に輝いた田中さんが自身の作文を朗読。読み終わると盛大な拍手が贈られ、会場全体があたたかな雰囲気に包まれました。
 本学では学生たちの語学力向上を目指し、韓国語作文コンテストをはじめ、さまざまな機会を設け、これからも外国語学習を多角的に支援していきます。

《最優秀賞》

交流文化学部2年 田中芽衣さん

 作文のテーマは「私が勧める日本観光」を選びました。私が韓国語に興味を持ったのは、言葉の響きやイントネーションがかわいいと思ったからです。韓国を旅行した時、簡単な言葉ではあったけれど相手に伝わったことがうれしくて、ハングルの学習を始めました。
 大学でも韓国語を学び、留学も経験したかったので、専攻プログラムのある愛知淑徳大学に進みました。1年次の9月から2月まで、長期海外セミナーで韓国へ行った成果を試したいと思い、今回初めて韓国語作文コンテストに挑戦しました。よい結果を残すことができ、とてもうれしいです。韓国語を学ぶモチベーションがさらに高まりました。