追究
2025年02月03日
交流文化学部 研究大会

2024年12月14日(土)星が丘キャンパス 1号館 13B13C13D15B15C教室
交流文化学部4年生が取り組んだ卒業研究論文が
発表されました。
2024年12月14日(土)、星が丘キャンパスにて交流文化学部による研究大会がおこなわれました。本大会は交流文化学部4年生が卒業研究論文を発表する場として設けられ、ランゲージ専攻から6名、国際交流・観光専攻からは国際交流5名、観光5名の学生が選ばれ、同学部の2年生に向けて各自の研究内容をプレゼンテーションしました。
13B,13C,13D教室の3教室で実施されたランゲージ専攻の発表では、韓国語・中国語・英語に分かれ、さまざまな着眼点を持った研究内容に傍聴した2年生たちも興味津々。一例としては、韓国語や韓国文化を学ぶ学生の発表では、韓国の若者たちの間で爆発的な人気を集めている「カフェ文化」を独自の視点で分析し、韓国の観光産業にどのような影響を与えているのかを考察しました。中国語を学ぶ学生の発表では、日本語の「大丈夫」がYESともNOとも受け取れる曖昧な表現であることを指摘した上で、これは相手を否定しない日本独特の文化の表れであることを説明。その上で、日本語を学ぶ中国人がこの言葉をどのように学習しているかを論文発表しました。さらにステレオタイプや差別など多様性をテーマとした論⽂を英語で発表するチームもあり、多様な学びを感じる発表が続きました。
また15B教室で行われた国際交流を学ぶ学生の発表では、ブロードウェイミュージカルや映画、音楽、文学などさまざまな文化を題材にした研究のほか、日本で働く外国人労働者が抱える課題や世界遺産の政治化に関する研究などもあり、国際的な視野を持って現代社会のあり方を考える発表が目立ちました。
15C教室では観光を学んだ学生が、観光地や祭り、地域活動などを題材に地域の発展や消費行動などを研究した結果を発表。研究調査では、幅広い年齢層の人たちにインタビューやアンケートをおこなうなど、リアルな声を集めた研究手法にも注目が集まりました。
ランゲージ専攻の卒業論文発表の後は、交流文化学部3年生の3人によるパネルディスカッションを開催。「3年生は今、卒論・就活にどう取り組んでいるか」をテーマに、インターンシップ経験や授業の取り方など、具体的な就職活動の様子が伝えられました。
質疑応答では「どうやって業界を選びましたか?」など率直な質問が飛び交い、登壇した3人の学生が「インターンシップに参加して業界が理解できた」「学内イベントの方が企業担当者の方と深く話ができた」など自分の経験や考えを素直に伝えると、傍聴していた2年生たちは深く納得した様子でした。
4年生の卒業研究論文、3年生の就職活動の様子などを知り、2年生たちは新年度からの自分の学びがイメージできたことでしょう。早くから行動に移すことで、就職活動がスムーズにそして余裕を持って実施でき、卒業研究論文にも没頭できるはず。先輩たちの様子が2年生たちの後押しになっていました。