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2025年02月05日

ハッピースマイルコンサート2024

2024年12月21日(土) スタジオフィオリーレ

文学部教育学科白石ゼミの学生と総合表現履修の学生が
ハッピースマイルコンサートを開催。
美しい楽器の音色や歌声を会場に響かせました。

 文学部 教育学科の白石ゼミに所属する3年生6人と4年生2人の計8人、総合表現科目を履修する学生9人による「ハッピースマイルコンサート2024」が、名古屋市中村区の「スタジオフィオリーレ」で2024年12月21日(土)に開催されました。教育学科の白石朝子先生が担当する音楽ゼミ・総合表現科目では、小学校教諭をめざす学生たちが歌やピアノ演奏、朗読などを通じて表現力を高めることはもちろん、音楽のすばらしさを伝える方法などを学んでいます。毎年12月には演奏会を実施し、学生たちがプログラム内容を考え、この日のためにゼミや授業をはじめ、空き時間などにも集まって準備してきました。

2024年のプログラムは、
1 ピアノ連弾『人生のメリーゴーランド』
2 ピアノ連弾/朗読『くるみ割り人形』
3 トーンチャイム演奏『星に願いを』
4 トーンチャイム演奏『木星』
5 音楽劇『ピーターパン』
6 女性二部合唱『ホール・ニュー・ワールド』
7 女性三部合唱『Rain』
8 混声三部合唱『心の瞳』

 ジブリ作品『ハウルの動く城』の曲でもある『人生のメリーゴーランド』は、白石ゼミに所属する4年生の2人がピアノ連弾を披露しました。長い一生の中で揺れ動く感情を表現し、コンサートの始まりから訪れた観客の皆さんの心をグッと掴みました。『くるみ割り人形』は朗読とピアノ連弾で展開。聞き覚えのあるピアノのメロディーがたくさん登場し、心の込められた朗読に感情が引き寄せられます。その後は、トーンチャイムという楽器で2曲を演奏。トーンチャイムはハンドベルと似ていますが、温かく余韻のある音色がハンドベルとはまた違った魅力を奏でます。ゼミ生たちによる息の合った演奏により、会場が温かな雰囲気に包まれました。

 続いて、音楽劇『ピーターパン』は総合表現科目を履修している9人の学生が劇を披露しました。ピーターパンを演じた4年生の齋藤ももさんは、「劇を演じるのは幼稚園以来でしたが、恥ずかしがらず、思い切って演じようね!と仲間たちと練習してきました。舞台上で最初は緊張しましたが、お客さんの笑顔を見たら緊張がほぐれ、楽しんで演じることができました」と笑顔いっぱいに振り返りました。

 その後、女性二部合唱・三部合唱で美しいハーモニーを、混声三部合唱では男子学生も混じって迫力のある歌声を響かせ、大きな拍手とともにコンサートが締めくくられました。文学部 教育学科 白石ゼミ3年生の佐藤天子さんは、「3年生にとっては初めてのコンサートでした。週1回のゼミでは時間が足りず、ゼミ以外の時間にも集まったり、合唱曲の音源を共有して各自練習したりしました。プログラム内容はメンバーによって毎年異なりますが、今年はピアノを弾けるメンバーも朗読ができるメンバーもいたので、ピアノ連弾や朗読、トーンチャイム演奏、合唱といろんな挑戦ができ、充実のプログラムになったと実感しています。当日はみんなで『楽しんで演奏しよう』と挑み、少し緊張もしましたが、大満足の出来栄えでした」と話しました。

 音楽のすばらしさを、バラエティあふれる演奏で多くの観客に伝えることのできた今回の演奏会。演奏した学生にとっても一生懸命準備し、観客の前で披露した経験は、大きな成長となったことでしょう。