追究
2025年02月25日
食健康科学部 食創造科学科「食品加工学実習」

2024年度 後期
「食品加工学」で習得した学びを活かし、
缶詰食品を製造しました。
2024年度に新設した食健康科学部 食創造科学科は、食に関する多様かつ専門的な知識と技術を磨き、「食品開発」を実践的に学ぶ学科です。1年次の必修科目『食品加工学』では、加工原理や技術、食品加工の意義と特性、保存・貯蔵特性、包装および加工食品の規格などの内容のほか、急速に進歩した保健機能食品を含む加工食品、保存食品ならびに包装食品などについて習得。その学びをふまえ、同年の選択必修科目『食品加工学実習』では、実際に加工食品を製造する実践的な授業をおこなっています。2024年11月28日(木)には、缶詰食品を製造しました。
学生たちは班に分かれて作業をおこないます。材料を缶に入れて加熱し、脱気後にシーマーという機械を使って二重巻締法により密封します。そして、煮沸殺菌または加圧加熱殺菌をおこないます。
実習により得られた結果として、3つのポイントをまとめます。1つめは、煮沸殺菌後と、加圧加熱殺菌後(1週間後)の比較。2つめは、打診棒による、脱気済の缶詰と未脱気の缶詰の比較。3つめは、製造した缶詰と標準巻締値との比較です。また、課題として、缶詰の二重巻締法について、製造過程において脱気する理由について調べ学習を行い、レポートにまとめました。
学生にとって身近な缶詰の製造工程や、製造における工夫について実践的に学び、知見を得ることができた今回の授業。食品開発への興味や今後の学びの意欲を高める機会となったはずです。