追究
2025年02月25日
創作表現専攻 吉田ゼミ・シミズゼミ合同「卒業制作展覧会」

2025年1月9日(木)〜16日(木) 長久手キャンパス 1号館 多目的ホール
学生たちの熱意や個性にあふれる23作品が一同に!
漫画やイラストを学ぶ2つのゼミによる卒業制作展覧会が開催されました。
創造表現学部 創作表現専攻では、プロの作家や経験豊富な専門家を講師として、理論と実践の両面から表現を学びつつ、創造性の高い作品づくりに欠かせない想像力や描写力、独創性を身につけています。
2025年1月9日(木)〜16日(木)にかけて、長久手キャンパス1号棟 多目的ホールで、本専攻の吉田ゼミとシミズゼミの学生たちによる合同卒業制作展覧会が開催されました。両ゼミは漫画やイラスト制作を学ぶ学生が所属。ペンタブやPCなどのデジタルデバイスを使った技法や、原稿用紙・トーン・Gペンなどのなどのアナログな制作道具を使った技法など、さまざまな技術を習得するだけでなく、ストーリーの描き方など独自の感性や表現を磨きながら創作と向き合っています。展覧会では4年間で磨き上げた技術と感性の集大成となる完成度の高い作品たちが並び、訪れる人たちを楽しませていました。
展覧会で並んだのは漫画やイラスト集など計23作品。漫画といっても作品によってストーリー性や構成などに工夫が凝らされており、キャラクターの描き方やセリフ回しに学生たちの個性があふれ、一人の作家としてのこだわりを感じさせました。またイラストでは自分が伝えたいテーマをどのように表現するかに苦労したという声も。タッチや作風など同じゼミでも学生によって表現方法が異なり、「こんな描き方があるんだ」とゼミ生同士の学びの場にもなっていました。
作品には、来場者がコメントを寄せるノートが配置されており、「個性があって可愛い」「ストーリーにキュンキュンしました」「質量感の表現が上手」など、熱心に作品を見てくれた様子が伝わるコメントがたくさん! こうしたフィードバックも学生たちの大きな学びに繋がったことでしょう。
展示会では、展示方法の考案や広報用ポスター制作は吉田ゼミが担当し、冊子の編集や印刷などをシミズゼミが担当しました。吉田先生は「華やかに見える作品も制作過程はとても地味で孤独な努力の積み重ねです。時に他学生と比べて自信を失う日もあったと思いますが、真剣に取り組み、大きく成長しました」と感慨深く語ってくださいました。またシミズ先生も今回で3回目となる卒業制作展覧会の開催に感謝の気持ちを伝えていました。
1つひとつの作品に他の人にはできない「自分だけの表現」を込めてきた学生たち。この経験やスキル・技術を社会でもいかしたい!と、学生全員のモチベーションが高まっていました。
◾️代表学生コメント
創造表現学部 創作表現専攻4年
稲垣志帆さん
卒業制作は春から冬にかけて1年かけて取り組んできました。その間に批評会を実施して他学生からコメントをもらい、ブラッシュアップしました。どの作品も完成度が高く、私自身も他の学生の作品を見て刺激を受けました。私自身は小説を書いていましたが、学部の授業で漫画制作に興味を持って吉田ゼミに入りました。今まで言葉で伝えてきたことを絵で表現する技術を学び、細かな描写まで考えられるようになりました。また1つの作品を作り上げる根気強さやスケジュール管理なども身につき、社会人になってからもこの気づきをいかしていきたいと思います。