追究

2025年03月07日

建築・インテリアデザイン専攻 松本ゼミ Let’s インテリア ワークショップ「ケーキ箱のお部屋づくり」

2025年1月25日(土) 名古屋市西図書館 集会室

地域の子どもたちに向けて
インテリアの楽しさを伝えました。

 2025年1月25日(土)、名古屋市西図書館にて、公益社団法人インテリア産業協会中部支部による「Let’s インテリア ワークショップ『ケーキ箱のお部屋づくり』」が開催されました。「Let’s インテリア」は、公益社団法人インテリア産業協会が一般の方々を対象としておこなうワークショップの愛称で、インテリアなどに関する基礎知識を習得するための講座事業の一つです。今回の講師として、インテリアコーディネーターであり、愛知淑徳大学の建築・インテリアデザイン専攻の松本佳津先生が招かれ、アシスタントとして松本ゼミの学生たちも参加しました。
 会場となった西図書館には、事前予約した小学生の親子が集まり、16名定員が満席に。最初に公益社団法人インテリア産業協会中部支部の小林隆さんから「こんなにたくさんの人に集まっていただいて嬉しいです。インテリアの楽しさをぜひ体験してください」と挨拶があると、次に松本先生が簡単にワークショップの内容を説明しました。

 今回のワークショップ「ケーキ箱のお部屋づくり」では、テイクアウト用のケーキの箱に本物の床材や壁紙を使って、自由にレイアウトやコーディネートを楽しみます。松本先生が担当するインテリア設計の授業でも取り組んでいるワークで、今回、学生たちは参加した親子のサポート役を務めました。事前準備も学生が主体となり、子どもでもが手軽に取り組めるようにベッドやソファなどの家具や観葉植物、時計などの小物を準備し、壁紙や床材などのセレクトにおいても、親子がトレンドを感じながら自分好みの部屋が仕上がるようにすべて学生たちが選びました。

 ワークショップがはじまると、子どもたちは好みの材料を集め、お部屋作りに集中!付き添いのお父さんやお母さんも自分の作品に取り組み、思い思いの部屋づくりを楽しんでいました。その間、学生たちはアドバイスしたり、難しい作業を手伝ったりして、子どもたちに寄り添っていました。

 約1時間半の作業の後、作品のお披露目タイムがありました。作品を手にしながら、みんなの前に立って「どんなところに工夫したか」などを発表。中には恥ずかしそうにする子もいましたが、全員が出来上がった作品を大事そうに抱えて帰る姿が印象的でした。

 普段は学ぶ側の学生たち。今回のワークショップではアドバイスやサポートする側となったことで「子どもたちの発想をいかすようにアドバイスするのが難しかった」「私にはない発想が新鮮でした」など、学内では得られない学びを得て、改めてインテリアの楽しさに触れたようでした。

学生コメント

創造表現学部 建築・インテリアデザイン専攻 3年 松本ゼミ

堀裕太さん
 自分が幼い頃にもこんなワークショップがあったらよかったなと思いました。子どもたちがインテリアの楽しさと出会うきっかけになってくれたらいいなと思います。

秋山英実花さん
 小学4年生の頃にインテリアに興味を持ち始めて、愛知淑徳大学に入学しました。教える立場になると「どうやって伝えればいいんだろう」と教える難しさを感じました。

三浦陽光さん
 建築に興味があり入学しましたが、松本先生の授業でインテリアの魅力に触れて、現在は松本ゼミでインテリアについて学んでいます。今回は、子どもたちの発想に刺激をもらいました。

石埜美妃さん
 子どもたちが積極的にワークに取り組んでくれてよかったです。みんな素直で、私が考えもしない色合いを配置した時は「こんな組み合わせもあるんだ」と勉強になりました。