追究

2025年09月12日

食創造科学科 野田ゼミ 50周年お祝いケーキ作成につき学長表敬訪問

2025年6月26日(木)長久手キャンパス 学長室

食創造科学科 野田ゼミの学生が
50周年をお祝いするケーキを創作し
学長を表敬訪問しました。

 食品開発を食創造と捉え、多様で実践的な学びを深める食創造科学科。同学科の野田ゼミで学ぶ2年生の学生たちが本学の50周年をお祝いするシュガークラフトケーキを制作。野田先生は、文化人類学や食文化論、製菓・調理を専門としており、ゼミでは砂糖でできた手工芸品「シュガークラフト」の知識や技術の修得に向けて取り組んでいます。

 ゼミ生たちは、2024年度後期から半年間かけて、粉砂糖・卵白・ゼラチンなどを混ぜて粘土状にしたものでバラや小ぶりな花、葉っぱを製作し、色粉を用いて色付け作業に取り組みました。ケーキが華やかに見えるよう、それぞれのパーツの配置位置を決め、土台にシュガーペーストを塗り、50周年お祝いケーキを完成させました。
 シュガークラフトについて、「始めは苦戦しましたが、花びらの先を少し曲げると本物っぽく見えるようになると教えていただき、いくつか作るうちに上手くできるようになりました」と学生は振り返り、自身の上達を実感しているようでした。

 完成したケーキを手に、2025年6月26日(木)に学長のもとへ表敬訪問しました。
 長く保存できるよう、シュガーをメインに使い、3段の豪華なケーキを手がけた学生たち。「愛情」「感謝」などの花言葉があるバラが華やかにケーキを彩ります。五島学長から「立派なケーキですね」との言葉がかけられると、少し緊張していた学生たちの顔に笑顔が広がりました。また、ケーキの特徴や制作で大変だったところを聞かれると、学生たちは「とくに苦労したのはバラの花です。まず花びらを1枚1枚つくり、1つずつ重ねていきました」「葉っぱは、薄い部分と分厚い部分をつくり、細かなところまでリアルに再現しました」と制作の裏側を話します。花も葉っぱも、本物のバラのような美しい仕上がりから、学生たちの丁寧な仕事ぶりがうかがえました。

 また、将来の夢や今取り組んでいることを学長から問われると、「商品開発の仕事に携わりたい」「分析や色素の抽出などに興味を持っています」「調理が好きなので、調理の実力を高めたい」など、それぞれの思いを明かした学生たち。学長からは「夢があることはいいですね。一生懸命勉強して、技術を身につけて、夢を叶えてください」とエールが送られました。
 訪問を終えた学生たちは「自分たちが頑張って制作したケーキを、学長にお褒めいただき光栄です」と感慨深い様子でした。半年かけて制作したケーキは「満足のいくできあがり」だと目を輝かせる学生たち。この大仕事の経験と達成感は、学生たちのこれからの学習意欲をますます高めてくれることでしょう。