追究
2025年11月10日
文学部国文学科 竹内ゼミ 東京研修旅行

2025年9月11日(木)
浅草・上野、弥生美術館・竹久夢二美術館など
小説や文豪にゆかりのある地を訪ね
知見を広げるとともに、作品世界に思いを馳せました。
国文学科の竹内ゼミは近代文学を専門とするゼミナールです。学生たちは谷崎潤一郎や森鴎外、夏目漱石などの作品を深く読み解くことにより、物事を考察する力や仲間と意見を交わし合う力、論理的思考力などを養っています。2025年9月11日(木)には、東京で研修旅行を実施。小説や文豪にゆかりのある地を訪ね、自らの足で情報収集し、作品への理解を深めることを目的に、浅草・上野、弥生美術館・竹久夢二美術館、根津神社、森鴎外記念館を巡りました。


浅草界隈は、谷崎潤一郎の著書『秘密』にも登場することから、学生たちは作品を抜粋した文章を掲載した旅のしおりを手に、縁のある場所を巡り、作品に思いを馳せます。しおりには浅草公園の古地図も載っており、谷崎潤一郎の物語世界をより深くイメージすることができたのではないでしょうか。多くの観光客でにぎわう浅草寺(せんそうじ)や、浅草らしいお店がずらりと並ぶ仲見世通りの観光も楽しみました。


上野界隈は夏目漱石の著書『こころ』にも登場するエリア。小説の一部や地図を見ながら、ゆかりの場所を散策しました。また、弥生美術館は高畠華宵をはじめとする、明治・大正・昭和の挿絵画家や、時代を彩る出版美術の魅力に触れることができる美術館。竹久夢二美術館は、大正ロマンを代表する画家・詩人である竹久夢二のコレクションが展示公開されている美術館。文学を愛する学生にとって、展示内容は興味深く、新たな気づきを得ることができたはずです。






その後、赤い社殿や鳥居が美しい根津神社、同じく文京区にあり、小説家・戯曲家・評論家・翻訳家・陸軍軍医といくつもの顔を持つ森鴎外の記念館を見学し、旅を締めくくりました。実際に自分たちで足を運び、リアルな情景や情報に触れることができた東京での研修旅行の経験は、今後の作品研究にも存分に活かされていくことでしょう。












