追究

2025年11月19日

開学50周年記念企画 高校生韓国語作文コンテスト

2025年9月20日(土)星ヶ丘キャンパス 55C教室

本学への入試を考えている中高生を招き、
在校生や先生と、韓国の文化や韓国語を交えた交流会が開かれました。

 愛知淑徳大学開学50周年を記念するイベントの一環として、交流文化学部ランゲージ専攻主催による「開学50周年記念企画 高校生韓国語作文コンテスト」が開催されました。本コンテストはこれまで10回に渡り、本学の学部生を対象に開催されていますが、今回は本学への入試を想定し、韓国・韓国語の学習に関心を持っている中高生を対象に実施。集まった中高生には以下4つのテーマから、制限時間60分で1000文字程度の作文に挑戦してもらいました。

<課題テーマ>
①わたしが出会ったK-POP
②みんなに紹介したい韓国文化
③わたしが韓国語を習得したいワケ
④違いを共に生きるわたしの体験

 作文を書き終えた後、審査の間に本学の在校生4人と中高生が交流する時間を設けました。参加者は円になって向かい合い、用意された簡単な韓国語の自己紹介の定型文を使って、名前や好きな食べ物、好きなアイドル、好きな場所について順番に話しました。

 自己紹介の後は「369ゲーム」で親睦を深めました。参加者は円になって順番に1から数字を言い、3・6・9の数字のときは数字を言う代わりに拍手をします。数字を間違えて言ったり、手を叩かなかったり、逆に叩きすぎたりした人は脱落です。普段と違う言語という要素が加わったことで、予想以上に間違える場面が多く、失敗した際には笑いが起こり、ゲームは大いに盛り上がりました。

 ゲームの後は、今回の交流会へ自主的に参加した4人の在学生が、愛知淑徳大学の特長や、大学の制度を活用して自身が経験した留学についての話を中心に、入学後の交流文化学部ランゲージ専攻で得られる学びや楽しさについて紹介しました。
 その後、中高生は4つのグループに分かれ、在学生が順番に各グループを回りながら、より詳しい留学の話や、入学を考える際の不安、今から学んでおくと良いことなどについて、直接質問できる交流の時間が設けられました。緊張した様子の中高生に対し、在学生が積極的に話題を提供し、どのグループも笑顔がこぼれる和やかな雰囲気となりました。
 さらに、交流の合間には韓国の祝い事に欠かせない「インジョルミ」と「ソンピョン」という韓国のお餅が振る舞われ、甘いおやつを味わいながら会話がいっそう弾む様子も見られました。

 審査終了後、本学部のチョ・スルソップ先生が登壇し、「みなさま、競い合う意を持つコンテストにようこそ!結果も気になり、緊張もしたでしょうが、本学のコリアン・エクスパートにかかわる在学生や先生一同、みなさんと一緒に、韓国のお祝いに欠かせないお餅を囲みながら楽しく本学の韓国語教育について知り合える時間が持ちたかったのです」と、本イベント開催の目的が語られました。
 いよいよ作文コンテストの結果発表です。入賞者と最優秀賞を獲得した中高生には賞状と副賞が贈られ、参加者全員にも参加賞が配られました。最優秀賞を獲得した高校生には、自身で書いた韓国語の作文を読み上げてもらい、コンテストは幕を閉じました。

 コンテスト終了後、在学生からは「高校生なのに韓国語で作文を書いたり話せたりするなんて、すごいと思った。自分ももっと頑張りたい」との声がありました。また、「他学年の学生と交流できてうれしかった」と、学生同士のつながりが深まった様子も見られました。さらに、「本学に入学したい中高生に、魅力が伝わっていたらうれしい」「自分も少し前までは聞く側だったのに、今は話す立場になった。もっと良いところを伝えられる人になりたいと思った」と、外部にも魅力を発信できるよう意識して学校生活を送りたいと話し、日々の学びや経験を成長を大切にしたいという思いが一層強まったようです。
 本学では、学ぶ楽しさや誰かに伝える喜びを、今後も中高生に届けられる機会を大切にしていきます。