追究
2025年11月25日
ツーリズムEXPO JAPAN 2025 愛知・中部北陸
2025年度 交流文化学部 地域・ボランティア活動 展示会・講演会・発表会

2025年9月28日(日) 愛知県国際展示場
ツーリズムEXPO JAPAN 2025で、
交流文化学部が足助高等学校と協定締結。
観光人材の育成について、語り合うトークセッションが開催されました。
2025年9月25日(木)~28日(日)、世界最大級の旅の祭典「ツーリズムEXPOジャパン」が愛知県国際展示場で開催されました。このイベントは、世界各国や地域、日本の観光地が集まり、それぞれの文化や観光の魅力を発信する場です。
特別コーナー「アカデミー」では、本学の交流文化学部がブースを出展。2026年4月より、現行の「国際交流・観光専攻」から「観光専攻」へ名称を変更し、観光分野の学びをさらに深めることを来場者にアピールしました。会場では、野口ゼミと前島ゼミの学生がチラシを配布し、来場者に声をかけながら本学の学びについて紹介しました。


9月28日(土)には、本学ブースに愛知県立足助高等学校の上沼校長が来場され、林学部長とともに連携協定の締結式をおこないました。この連携協定は、2026年に観光に特化したカリキュラムを開始する本学部と同じく、2026年に「観光科」を新設する足助高等学校が協力し、観光ビジネスや地域振興に貢献できる人材育成をめざすものです。締結後には「ともに頑張りましょう」と励まし合い、今後の連携に期待が寄せられました。

続いて、ステージでは「中部地区における観光人材の育成について」をテーマにトークセッションが開催されました。中部国際空港株式会社の永江様、名鉄観光サービス株式会社の福井様、愛知県立足助高等学校の上沼校長、林学部長が登壇し、観光人材育成に向けた取り組みや今後の展望について意見を交わしました。進行は前島ゼミの学生が担当しました。




セッションの冒頭では、中部圏の観光課題について議論があり、永江様、福井様から「観光地としての中部圏の認知度を見直す必要がある」との意見があり、特に、永江様からは、「名古屋を中心に関東・関⻄・北陸へ約90分で移動できる地理的優位性を強調すべき」との提案がなされました。また、福井様からは、母都市名古屋を中心に個性的な魅力を持つ多数の「まち」をつなぐことで、「なごや圏」を面として誘客を行うプロジェクト「Co-machi観光」や、産官学連携による取り組みの重要性についても 言及がありました。
また、リニア中央新幹線の開通により名古屋は“スーパーターミナル”としての役割を担うことになり、観光地として今後ますます変化していくことが予想されます。こうした変化に柔軟に対応できる力が求められると説明。観光産業は2030年には半導体産業の規模を超えるとも言われており、その成長を見据えたインバウンドの受け入れ体制の整備や、観光人材育成の必要性が強調されました。さらに、高等学校や大学で観光人材を育成することの希少性とその意義についても触れ、観光を学ぶ学生たちに温かいエールが送られました。


最後に、林学部長が「観光や地域を学ぶ人材の育成が地域の観光の盛り上がりにつながっていくと思うと、とてもワクワクします。多くの方々のサポートをいただきながら、これからも頑張っていきたいと思います」とまとめました。
学生コメント

交流文化学部 3年 棚橋穂乃里さん
交流文化学部 2年 高橋和希さん
トークセッションの進行役を務めました。進行台本が届いてからは何度も練習を重ね、本番に臨みました。開始時間までの間、来場者の方にイベントの参加を呼びかけ、「本学では観光分野の学びがさらに充実します」と伝えると、興味を持って話を聞いてくださる方もいて、うれしく感じました。本番ではとても緊張しましたが、進行役にチャレンジして本当によかったと感じています。












