追究
2026年02月10日
交流文化学部ランゲージ専攻 特別企画 音楽劇 遣唐使物語

2025年11月19日(水)星が丘キャンパス2号館 講堂
日中文化交流の架け橋として歴史に名を残した
遣唐使・阿倍仲麻呂の生涯を音楽劇で上演。
日本と中国の深いつながりを知る機会になりました。
交流文化学部ランゲージ専攻の特別企画として、中国琵琶奏者ティンティン様がプロデュースする音楽劇『遣唐使物語』が2025年11月19日、星が丘キャンパス講堂で開催されました。


当日は交流文化学部の学生を中心に、約160名が参加しました。冒頭の挨拶でティンティン様は、「史実に基づいたストーリー、唐代の音楽を代表する中国琵琶と古琴の調べ、忠実に復元された華やかな衣装など、耳だけでなく目でも楽しめる内容です」と話されました。
6世紀から9世紀にかけ、日本から数千人に及ぶ留学生や学問僧、音楽家、陰陽師、画師などの遣唐使が海を渡り、唐の都で法律、建築、仏法、服装などを学びました。今回の音楽劇では、中国で最も名を知られている遣唐使のひとり、阿倍仲麻呂を通して、日中交流の歴史を紹介。ティンティン様は、「19歳で奈良の都から中国へ出発した阿倍仲麻呂は、留学生の先駆者です。その冒険の旅と勉学心を想像しながら鑑賞してください」と学生たちに語りかけ、中国琵琶で「さくら変奏曲」を演奏しました。


阿倍仲麻呂が不安な気持ちを抱えながら、荒海を越えて長安へ向かうシーンでは、中国伝統楽器であるの古琴や打楽器、中国箏の音色が響き合い、会場全体が荘厳な雰囲気に包まれました。西域文化が集う西市での胡姫の踊りや楊貴妃の水袖舞といった中国古典舞踊、李白が阿倍仲麻呂の無事を祈って漢詩を詠む場面もあり、学生たちはその世界観に引き込まれるように見入っていました。





音楽劇には、中国で活躍する女優の森川裕希恵様や、中部地区に在住する華僑のみなさんに加え、交流文化学部ランゲージ専攻の学生6名も出演しました。学生たちは、唐時代の衣装を身にまとい、阿倍仲麻呂が歩んだ長安の街の場面でファッションショーをおこないました。


遣唐使が日本へ持ち帰ったものは、仏教儒教の思想、律令制度、技術工芸、茶の製法、天文観測、呉服、織物、囲碁、弓道、雅楽など多岐にわたります。今回の音楽劇は、日中友好交流の歴史と共に、中国と日本に伝わることわざ「遠くの親戚より近くの他人」の教えを伝えるものです。「遣唐使が日本へ持ち帰った多くの伝来品の中でも、何より大切なのは両国の深い友情ではないでしょうか」というティンティン様の言葉に、学生たちも共感している様子でした。
学生コメント

交流文化学部 ランゲージ専攻2年
長山莉乃さん、中川優良さん、黒光美優さん
遣唐使の音楽劇を通して、唐時代の文化を知ることができました。忠実に復元した美しい衣装を実際に着ることができたことも、貴重な経験です。舞台裏での演者の皆さんの速着替えにも驚かされました。これまで遣唐使について詳しく知りませんでしたが、唐時代の楽器や音楽、服装などに間近で触れたことで、もっと知りたい、改めてもう一度見てみたいという思いが湧き、学びへの意欲が高まりました。











