追究
2026年02月10日
ビジネス学部 企業分析プロジェクトA

2026年1月9日(金)星が丘キャンパス15A教室
東海地区の優良企業の経営実態を多角的に分析。
3年間の学びの集大成としてプレゼンテーションしました。
経営学、商学、会計学、経済学という4つの基盤を軸にビジネスへの理解度を深め、現場で活きる力を身につけるビジネス学部。企業や団体と協働して行うアクティブラーニング科目が充実しているのが特徴です。なかでも「企業分析プロジェクト」は、学生が連携先企業のIR情報や株価などを分析し、企業担当者様にプレゼンテーションする実践の場。学生はこれまでに学んだ知識を総動員して挑みます。
今回、「企業分析プロジェクト」にご協力いただいたのは、愛知県知多郡武豊町に本社を構えるユタカフーズ株式会社様。同社は「人・食・味を豊かに社会に貢献する」を企業理念に掲げ、だしやつゆ、たれ、スープなどの自社製品の製造・販売を行っています。また、親会社である東洋水産の「マルちゃん製品」をはじめ、他社からの受託製造にも取り組んでいます。




2026年1月9日(金)に行われた「企業分析プロジェクトA」の最終報告会では、学生が3〜4人の7チームに分かれ、ユタカフーズ株式会社様の分析結果をプレゼンテーションしました。最初のチームは「ユタカフーズの概要」を発表。海外投資家向けに企業概要を示す「英文・会社四季報」での紹介文や同社の中期経営計画などを参考に、同社の特徴やリスク要因を分析しました。次のチームは「ユタカフーズの人的側面」を分析。人員・人的生産性の推移、人材に対する方針、女性活躍の状況などから現状を紐解き、就活生の視点でどのような学生の就職先の選択肢となるのかについてもまとめました。3つ目のチームは「新工場の建設」をテーマに取り上げました。同社が大胆な設備投資をし、2025年度に稼働をスタートさせた新工場について、概要や建設資金、財務諸表への影響を分析。同社が新工場への投資の影響を受けにくい財務指標「EBITDA」を新たに導入したことに言及し、よい判断であったとまとめました。




続く2つのチームは、それぞれ「財務分析」について発表。一方は安全性と事業リスク、収益性、効率性を分析、もう一方は成長性、セグメント情報、キャッシュフローの分析を行い、安全性指標が良好であること、親会社・東洋水産への依存度が高いこと、キャッシュフローは過去10年間すべてにおいて優良企業のパターンを示していることなどを報告しました。6つ目のチームのテーマは、「投資判断・比較会社との優劣」。「会社四季報」がピックアップした業種の似た比較会社2社と同社の特色と指標を比較。学生たちは投資判断に直結する指標を用いるなど工夫し、分析結果を提示しました。最後のチームは「資本政策・株価の分析」について発表。公表されている株式・株価に関する基本情報、配当政策、株主優待などを読み解き、さらに “あるべき株価”の数値である理論株価を計算し、今後の配当政策・株価対策を具体的に提示しました。




学生発表の後は、講評がありました。ユタカフーズ株式会社 業務部次長 斉藤幸治様からは、補足説明に加えて、「他社比較など自社では行き届かないところまで多角的に濃い分析をしていただき、新しい視点をもらえました」と、評価していただきました、本学の健康医療科学部の卒業生で、同社営業部本社営業所 紅林結花様からは「当社は自社で商品を一から作り上げることができるのが強み。新たな商品を企画提案し、商品化することに興味のある学生さんと一緒に働けることになったら嬉しい」と、お言葉をいただきました。


また、本学ビジネス学部教授で同社の社外取締役を務める日野恵美子先生と授業を担当した三浦克人先生からは丁寧な分析発表であったことへの評価と、既存媒体や資料、指標を鵜呑みにするのではなく、そこを出発点として自分たち自身で考えることが重要だと助言をいただきました。3年間の学びを活かしてプレゼンテーションし、さまざまなフィードバックをいただいた学生たち。これから本格化する就職活動はもちろん、社会人となってからも大いに役立つ視点を得られたのではないでしょうか。











