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2016年03月15日

愛知淑徳学園創立110周年・愛知淑徳大学開設40周年記念行事 ながくてサイエンスフェスティバル

愛知淑徳学園創立110周年・愛知淑徳大学開設40周年記念行事 ながくてサイエンスフェスティバル

平成28年1月23日(土) 長久手市文化の家

長久手市の小中学校と本学の教員・学生が協働し、科学イベントを開催。
子どもたちの知的好奇心を刺激しました。

 子どもたちが科学技術の不思議さ、おもしろさを実感し、科学的思考や創造性を育む機会をつくりたい――熱い思いのもと、公益財団法人日本科学技術振興財団が中心となって全国各地で開いている「青少年のための科学の祭典」。その開催に長年携わってきた文学部教育学科の佐藤成哉先生は、愛知淑徳大学がある長久手市でも子ども向けの科学イベントをおこないたいと考え、市内の小中学校の先生方に働きかけました。そして2013年から「ながくてサイエンスフェスティバル」が実施され、毎年約1000人の来場者数を記録するほど人気を集めています。

 1月23日(土)に開催された今年のフェスティバルは、愛知淑徳学園創立110周年・愛知淑徳大学開学40周年記念行事として教育学研究科もバックアップ。小学校6校、中学校3校の約60名の先生方が主体となって企画運営し、そのサポートに教員志望の学生約40名が励みました。会場となった長久手市文化の家には、科学にまつわる遊びのブースが20以上用意され、子どもたちの元気な声が響きわたりました。学生にとっては、小中学校の先生方の教え方や場の盛り上げ方を間近で見られる「生きた学び」のチャンス。子どもたちと積極的にコミュニケーションし、一人ひとりの笑顔を引き出していました。

 佐藤先生は「このサイエンスフェスティバルは“楽しむこと”が一番大切。子どもたちと小中学校の先生方が科学を楽しむ姿を見て、学生たちが教職の魅力を再認識し、志を高めてもらえたらと期待しています」と笑顔で語りました。その思いに応えるように、学生たちは今回の経験を糧に教職の道へと進み、子どもたちの学ぶ意欲や無限の可能性を伸ばしていくでしょう。

遊びのブース(一例)

錯視 わかるかな?

トリックアートや隠し絵など「視覚」の不思議を体感できるイラストが並び、子どもたちも保護者の皆さんも熱中。

ウエーブスティック

マイクロビーズが入った透明な筒に向かって「あー!」と大きな声を出すと......ビーズが波打ち、声の高さに合わせて形を変えます。

液体窒素で遊ぼう

−196℃の液体窒素にバラの花やゴムボールなどを入れる実験を通し、身のまわりにある気体への理解を深めます。

電気で遊ぼう

パイプをこすって静電気を起こし、ビニル紐などを使って実験。静電気が持つチカラを目で見て学びます。

ホバークラフト

牛乳パックとビニル袋でホバークラフトを手づくり。空気圧で浮上するメカニズムを楽しみながら学習。

炎のシャボン玉で遊ぼう

シャボン玉に火を近づけるとポン!と音が。子どもたちはびっくりしながらも、電気分解のしくみに興味津々。