追究

2017年04月07日

第4回 メディアプロデュース学部 メディア表現コース 卒業プロジェクト展

第4回 メディアプロデュース学部 メディア表現コース 卒業プロジェクト展

2017年2月7日(火)~2月12日(日)
愛知芸術文化センター12階アートスペースG・H室

メディア表現の可能性の広さに触れられる
卒業プロジェクト展を開催。学びの集大成を発信しました。

 愛知淑徳大学のメディアプロデュース学部 メディア表現コース(2016年度より、創造表現学部 創造表現学科 メディアプロデュース専攻に名称変更)は、さまざまな情報をより的確に、より魅力的に伝えるための視覚的表現を追究するコースです。学生たちは写真やアニメーション、映画、イラスト、デザインなど、さまざまなメディアとその表現方法を学び、研究することで自らの思いを伝えるための力を高めています。そんな学びの集大成として取り組むのが4年次の「卒業プロジェクト」。学生たちは所属するゼミの教員から指導を受けながら、自らの作品や論文を完成させます。その卒業プロジェクトの成果を発表する場として、有志学生が中心となって企画・運営する「卒業プロジェクト展」が、2月7日(火)~12日(日)に愛知芸術文化センターで開催されました。

第4回 メディアプロデュース学部 メディア表現コース 卒業プロジェクト展

スポーツ・第4回 メディアプロデュース学部 メディア表現コース 卒業プロジェクト展

 暗室・明室の2つの展示場に分け、学生一人ひとりの思いが最大限表現されるようにレイアウトされた会場は、運営スタッフのアイディアが満載。今年初の試みとして全出展者の作品をまとめた冊子を制作・展示したり、作品の特長を引き出すために自然光を取り入れたり、暗室ならでは演出としてネームプレートを光らせるように工夫したりと、こだわりがつまった展覧会となりました。

展示会場

第4回 メディアプロデュース学部 メディア表現コース 卒業プロジェクト展

 壁の角度、棚の配置など細部にまでこだわり会場をつくりあげました。作品の魅力が最大限伝わるよう、学生にヒアリングをおこない、設置方法を考えた作品も。

第4回 メディアプロデュース学部 メディア表現コース 卒業プロジェクト展

 メディアプロデュース学部とはどんな学部かを来場者に知ってもらいたいという思いで設置した「ゼミ紹介パネル」。多くの来場者が足を止め、読み込んでいました。

第4回 メディアプロデュース学部 メディア表現コース 卒業プロジェクト展

 体験型の作品も多く、来場者は手で触れて、耳で聞いて、五感を使って展覧会を楽しみました。学生スタッフは来場者に作品の概要を説明するなど、交流も見られました。

メディアプロデュース学部 メディア表現コース 4年
太田有紀さん、佐野史織さん

第4回 メディアプロデュース学部 メディア表現コース 卒業プロジェクト展

 「4年間の学びの成果を一般の方々に伝える場として、いいものを作り上げたい」という思いで、今回の卒業プロジェクト展を企画・運営しました。作品の魅力を最大限引き出せる設置方法や配置を考えるために、出展者である学生に作品の企画意図や魅力、伝えたいポイントや設置プランなどを直接ヒアリングするなどして、準備を進めました。徹底的にこだわりぬいたことで、来場者がひとつひとつの作品にじっくりと向き合える展示空間をつくることができたと思います。ふだんは個人個人で自分の作品に向き合うことが多いのですが、今回はゼミの枠もテーマの枠も越えて、多種多様なメディア表現に触れることができました。そのぶん、展覧会の準備のための情報の共有や意思疎通の面で苦労したこともありましたが、様々なアプローチ方法やメディア表現の可能性の広さに気づくことができ、とても貴重な経験となりました。後輩たちには、この卒業プロジェクト展をより大きく、魅力的なものにしてもらいたいと思います。この展覧会が、メディアプロデュース学部の伝統に成長するよう、願っています。