追究

2012年09月21日

「星が丘モデルプロジェクト」キックオフ・ミーティング

「星が丘モデルプロジェクト」キックオフ・ミーティング

学部の枠をこえてプロジェクトに挑む学生たち。
企業の方々と交流を深め、意欲をさらに高めていました。

愛知淑徳大学は、学生たちの幅広い興味や探究心、向学心に応え、所属する学部以外の専門分野も学ぶことができる制度を充実させています。その中でも、星が丘キャンパスを拠点とする交流文化学部とビジネス学部では、両学部の枠をこえて専門性を深めることのできる「星が丘モデル」という独自の教育システムを用意しています。9月21日(金)には「星が丘モデルプロジェクト」のキックオフ・ミーティングが開催され、交流文化学部とビジネス学部の2年生24名が、真新しいスーツに身を包んで参加しました。

 「星が丘モデルプロジェクト」は、両学部の科目で得た知識を活用して実地経験を積み重ねることを目的とした取り組みであり、学生が主体となって地域や企業の方々と共に活動します。2012年度の取り組み内容は、企業の経営戦略やビジョンの提案。ビジネス学部の大塚英揮先生、玉井由樹先生、傅行驄先生が担当教員として学生たちの指導・支援をおこない、さらに中小企業家同友会のご協力のもと、地元企業4社との協働が実現しました。

 学生と企業の方々との顔合わせの場となった今回のミーティングでは、中小企業家同友会の方から「企業側としては経営の新たなヒントを得ることを期待します、学生の皆さんには進路選択に役立つ"社会の今"を掴んでほしいと、この取り組みに期待を寄せています。共に学び、育っていきましょう」と熱いメッセージ。さらに、学生が4グループに分かれ、企業の方から事業概要はじめ「経営戦略の立案などを学生の皆さんと共におこない、互いに学び合いたい」という熱意を直接聞き、その言葉の数々を聞き逃さないよう熱心に書き留めていました。

 企業の方々と関わり合い、新たな世界へと視野を広げ、大学で得た知識を実社会で実践していく。こうした貴重な学びがスタートするにあたって、学生たちは真剣な表情でミーティングに臨み、積極的に質問しながらプロジェクトに対する意欲や期待感をより高めていました。プロジェクトを具体的に形にしていくのは2年次後期の授業を終えてから。それまでの間、学生たちはより積極的に学び、ひとまわりもふたまわりも大きく成長していくことでしょう。

星が丘モデルプロジェクトの流れ

協力企業とプロジェクト課題

Aグループ
エイベックス株式会社〈自動車部品製造、高精度小物精密切削、切削加工〉
課題:エイベックスの2020年ビジョンを策定。

企業訪問や実地調査などをふまえ、新たな業界への進出の是非も含めてビジョンを検討していく。

Bグループ
株式会社羽根田商会〈機械・工具の製造、輸入および販売〉
課題:羽根田商会が「成長し続ける」ための戦略立案。

取引先の企業へのアンケート調査などを実施し、社会の価値観の変化にどう対応するかについても考案。

Cグループ
株式会社ドライバーサービス〈各種車両の運行管理を受託〉
課題:ドライバーサービスのさらなる発展のための戦略立案。

SWOT分析(環境分析)、業界構造やお客様への対応などを見て、新しい付加価値のあるサービスを考案。

Dグループ
株式会社サンテック〈機械組込みのソフトウェア開発〉
課題:サンテックのさらなる発展のために、今おこなうべき「社内活性化」の考案。

社員一人ひとりが成長できる企業をめざし、社内活性化につながる社員教育や社内研修を考案。

参加した学生たちのコメント

●企業の方から知識をインプットするだけでなく、アウトプットもできる、貴重な機会です。交流文化学部で学んだ国際ビジネスなどの知識も活かしながら、ビジネス学部の仲間や企業の方々とアイデアを出し合い、刺激し合いながらプロジェクトを進めたいと考えています。

●「星が丘モデルプロジェクト」は、意欲があるほどいろんなものを吸収できる活動だと思います。企業の方々と積極的に意見を交わし、現場に足を運んで実際のビジネスを肌で感じ、プロジェクトを進めていきます。

●ビジネス学部のゼミで実地調査やアンケート調査を学びましたが、企業の方と一緒におこなうのは初めてのチャレンジ。今後の学修や進路選択に大きく役立つ経験になると期待しているので、力を尽くしていきます。

●ビジネス学部で学んだ流通業界などに関する知識を実際に活用できる、またとない機会だと思っています。実社会へとより踏み込んで活動したい! 今からとても楽しみにしています。

●大学2年からこうした実践的なプロジェクトに関われることに喜びを感じ、先生方や企業の方々に感謝しています。しっかりと学び、実践を重ねて、自己成長につなげたいと思います。