躍動

2017年11月24日

「クライミングが大好き!」という思いを力に変えて、世界で自分を磨き続けたい。

vol.57

交流文化学部 交流文化学科3年(2017年度)

2017年7月・8月にかけてスイス、フランス、イタリアで開催された
IFSC(国際スポーツクライミング競技連盟)クライミングワールドカップに出場!

クライミングで世界各国へ。強くなるために、語学力も磨きたい。

 クライミングは、人工壁や自然の岩壁を身ひとつで登るというシンプルなスポーツです。全身のあらゆる筋肉を使うことはもちろん、どんなルートで効率よく確実に登っていくか、素早い状況把握力や判断力も求められ、自分で考えて目の前の壁を攻略していく楽しさがあります。このクライミングに私が出会ったのは、小学生のとき。たまたま遊びに行った児童館にクライミングコーナーがあって、登ってみたらとてもおもしろかったのです。以来、クライミングジムに通って本格的に練習するようになり、中学生の頃からは海外の大会にも出場。シンガポール、カナダ、オーストリア、インドネシア、中国などに行きました。各国で必要だと痛感したのが、英語や中国語などの語学力と異文化理解力でした。クライミングの技術力を磨くには、世界に出てより高いレベルのクライマーたちと切磋琢磨する経験が重要です。そのときに「ことばのチカラ」が欠かせません。そこで私は、コミュニケーションツールとなる語学や海外の多様な文化を深く学びたいと考え、交流文化学部に入学しました。

学業と国内外の大会出場を両立して、英語や中国語、異文化を幅広く学んでいます。

 交流文化学部の魅力は、言語、国際教養、地域貢献、観光など、幅広い分野が学べることです。私は中国語を専門的に学ぶスーパー・チャイニーズの専攻プログラムを履修しながら、英語学のゼミに所属し、日本と海外のメディアの違いについて英語で学んでいます。これまでに学修したことで印象深いのは、「ノンバーバルコミュニケーション」です。表情やジェスチャーなどの言語以外の方法でも思いを伝え合えることを知り、クライミングで海外遠征する際、各国の選手たちとのコミュニケーションの幅が広がったと感じています。
 また、親身に支えてくださる先生方がいることも、交流文化学部の魅力です。学業と自分の好きなことを両立できる環境が整っているため、友人たちも海外留学やボランティア活動などに熱中していて、お互いに刺激し合っています。私は2017年も夏にIFSC(国際スポーツクライミング競技連盟)クライミングワールドカップ、秋に愛媛国体などに出場することができました。

「クライミングが大好き!」という思いを力に変えて、世界で自分を磨き続けたい。

「クライミングが大好き!」という思いを力に変えて、世界で自分を磨き続けたい。

生涯をかけて向上し続け、より高い場所へと挑みます。

 世界ランキング10位以内に入ることが、今の目標です。大学で培った語学力やコミュニケーション能力、異文化理解力などを活かし、世界を舞台に自分を高め続けていきます。クライミングは、「自分との闘い」が重要です。筋力も持久力も精神力もすべてバランスよく磨き、もっと強くなりたいと思います。また、2020年の東京オリンピックからスポーツクライミングが新種目に採用されます。今後、子どもたちにクライミングの楽しさを伝えることにも力を注ぎ、競技のさらなる発展に貢献したいと考えています。大好きなクライミングにこれからも熱中し、自分らしい道を拓いていきます。