躍動
2025年03月26日
AICHI WOODY AWARD 2024 優秀賞

vol.110

学生作品を募集する第1回設計コンペにて
諸江ゼミの学生が優秀賞を受賞しました。
第1回開催となるAICHI WOODY AWARD 2024にて、創造表現学部 建築・インテリアデザイン専攻の諸江ゼミに所属する3年生の内田新大さん、岡山莉呼さん、細江杏里さんの共同設計作品が優秀賞を受賞しました。AICHI WOODY AWARDは、県土面積の4割を森林が占める愛知県において、スギやヒノキからなる人工林の8割以上が建築用材としての利用に適した46年生以上となり本格的な利用期を迎えていることから、建築を学ぶ学生のアイデアを募集し、新たな木材利用の可能性を広げるべく開催されています。
内田さん、岡山さん、細江さんの3人は、木造ならではの「人の感覚に訴える木に囲まれた空間」をコンセプトとしたオフィス建築の設計を提案。目で温もりを感じたり、香りを感じたり、靴を脱いで肌で感じたりと、五感で木を感じられることを大切に、人と木との距離感を見つめ直せるような工夫が凝らされています。内田さん、岡山さん、細江さんに制作やコンペティションを通した感想を伺いました。
■AICHI WOODY AWARD 2024 受賞作品紹介>
創造表現学部 建築・インテリアデザイン専攻 3年
内田新大さん
本格的にとりかかった時期が遅くなってしまったこともあり、設計やレイアウトをはじめ、CGの完成度についてなど妥協した部分もたくさんありました。それは反省点でもあり、次に活かしたい学びにもなったと感じています。ゼミに入ってからは、それまで以上に建築の考え方や知識をたくさん身につけることができました。設計課題は後期になるほどに建物の規模が大きくなり、さまざまなタイプの建築について、いろんな視点からじっくり考えを深めることができています。
創造表現学部 建築・インテリアデザイン専攻 3年
岡山莉呼さん
初めてのグループ設計だったので、最初は3人で足並みを揃えて進めていくことに苦労しました。話し合いがスムーズに進まないこともあり、それも含めてグループで取り組むことの学びは大きかったです。諸江ゼミは設計に意欲的な人ばかりで、その中にいることで自分のモチベーションも高く維持することができています。また、人それぞれ得意なことも違い、ゼミメンバーの中で自分を客観視できることも貴重な気づきにつながっています。これからも仲間とともに切磋琢磨しながら学び、設計の考え方や技術の引き出しを増やしていきたいです。
創造表現学部 建築・インテリアデザイン専攻 3年
細江杏里さん
オフィスは広い部屋で、みんなで働くというイメージがありますが、1部屋あたり7m×7mの空間にすることで木を最大限に感じてもらいたいと考えました。2つのオフィスが入る設計なのですが、それぞれ独立させながらも、ラウンジや屋上庭園などは共用にし、また室内も壁できっちり仕切るのではなく、隙間を設けて、人と人、そして人と自然がつながるような工夫をしました。ゼミ活動では先輩と一緒にグループで設計することが多く、今回のコンペティションの時にも、技術的なことやプレゼンボードのレイアウトについて先輩からいろいろ教わった事がとても勉強になりました。