躍動

2019年11月25日

フライングディスク競技の世界大会に出場。その経験を糧に、今後も走り続けたい。

vol.72

文学部 教育学科 4年(2019年度)

WFDF2019世界U-24アルティメット世界選手権大会に日本代表選手として出場し2位入賞!

フライングディスク競技に熱中し、世界大会にも挑戦。

 「新しいことに挑戦したい!」という思いから、大学に入学して始めたのがフライングディスク競技です。新入生歓迎フェスティバルでフライングディスク部を知り、ディスクを投げる体験もして、おもしろそうと感じました。高校時代まで部活で陸上競技、特に短距離走に励んでいたため、自分の特技である走りも活かせるかなと思い、入部を決めました。以来、フライングディスクに夢中になる毎日。基本的なルールや技、戦術など、新しいことをどんどん吸収し、できることが日に日に増えていく感覚が楽しくて、笑顔でグラウンドを走り回っていました。
 フライングディスク部で打ち込んでいるのは、7人チームで対戦する「アルティメット」という種目です。スピーディーな試合展開がおもしろくて、男女あわせて約60名の部員が楽しみながら切磋琢磨しています。年間を通して数多くの大会にも出場。学外の仲間とも交流を深め、刺激を受けています。そこでチャレンジしようと決意したのが、「WFDF(世界フライングディスク連盟)2019世界U-24アルティメット選手権大会」の代表選手選考会です。2018年12月から1次、2次、3次と選考会を突破し、2019年2月に日本代表選手として選抜されました。私は男女混合でチーム編成されたミックス部門での出場でした。

フライングディスク競技の世界大会に出場。その経験を糧に、今後も走り続けたい。

フライングディスク競技の世界大会に出場。その経験を糧に、今後も走り続けたい。

次は、教員になるという夢へと駆け出す。

 7月の大会本番に向けて約半年間、全国各地から集まった仲間と練習に励みました。高い技術を持つ選手たちに圧倒されて思うようにプレーできず、悩むこともありました。それでも新しいスキルを身につけながら成長しようともがいた日々は、私を強くしてくれたと感じます。そしてドイツで開催された世界大会では7日間、全力で臨みました。決勝戦まで勝ち進み、強豪チームであるアメリカと対戦。さまざまな国の観客の皆さんから日本コールが沸き起こり、その応援の気持ちに感動しながら戦い抜きました。しかし、惜しくも敗退。悔しさを噛み締めましたが、世界2位に輝くことができました。スポーツを通して各国の人々と交流できたことは、とても大切な経験になったと感じています。
 私はフライングディスク部の活動と両立しながら、小学校教員と中高の体育教員をめざした学修や実習にも力を入れてきました。今後しばらくは、教員になりたいという夢の実現を優先させながら、フライングディスク競技に関わり続ける道も模索していきたいと考えています。大学4年間、フライングディスク部の活動を通して、チームで目標に向かって努力することの素晴らしさを体感するとともに、かけがえのない仲間と出会うことができました。この大きな宝物を胸に、これからも自分を高めていきたいと思います。