躍動

2020年04月08日

人生のターニングポイントになった中国語・留学へのチャレンジ。

vol.77

交流文化学部 交流文化学科 3年生(2019年度)

HSK検定6級取得

親身になってくれる先生、中国語との出会い

 私の家はアメリカ人や台湾人などのホームステイをよく受け入れており、幼少期から「海外にいつか行ってみたい」と思っていました。進路選択の際は将来のやりたいことが具体的に決まっていませんでしたが、海外でさまざまなチャレンジができ、熱中できることが見つけられそうな交流文化学科に魅力を感じました。また、愛知淑徳大学の卒業生だった母から「先生がとても親身になってくれるよ」と勧められたこともあり、入学を決意。1年次に履修した中国語で、話せるようになる楽しさ、面白さを感じ、初めて自分から「もっと学びたい」と思ったのが中国語でした。また、その授業を担当する馮先生が親身になって接してくれたのも中国語に夢中になったきっかけです。

復習を徹底し、スピーキング・リスニング力を伸ばした留学生活

 私は1年次に、北京言語大学へ1ヶ月間の短期留学に行きました。初めての海外だったこともあり不安だったのですが、馮先生から「ぜひ中国に行って、さらに広い世界を見てきてほしい。あなたのコミュニケーション能力なら絶対に大丈夫!」と背中を押され、勇気を出して留学に参加しました。実際の留学では、ネイティブスピーカーの話す中国語のスピードに圧倒されました。日常生活の会話ですら聞き取ることができず、自分の中国語レベルを思い知り、「人一倍努力しなければ」と実感。授業後は、疑問点を中心に先生に必ず質問し、復習を徹底して行いました。留学の終わりに実施された期末テストでは、クラスでも上位の97点を取得。ネイティブスピーカーとの会話も聞き取れるようになったりと、特にスピーキング力とリスニング力を伸ばすことができました。初の留学で中国語を学ぶ楽しさを知り、その後二度の留学によりさらに学びを深め、最終的にはHSK検定6級を取得しました。帰国後の本学の授業でも、先生の中国語の質問を1回で聞き取ることができるようになり、留学での成長を感じています。

人生のターニングポイントになった中国語・留学へのチャレンジ。

中国語がきっかけで積極的な学生生活に

 私は、2年次にも北京言語大学へ1年間の語学留学に行きましたが、帰国後は日本の学生生活で中国語を使う機会が少ないことに物足りなさを感じていました。そんなとき「中部国際空港で中国語を使ったアルバイトをしてみないか」と馮先生からお声掛けいただき、空港の方との打ち合わせに同行することに。中国語が話せる本学の学生が空港での案内係を任せられることになりました。私はそのリーダーとして、中国語専攻100名以上に応募を呼びかけ、中国語が堪能な9名の学生を選抜し、空港の方とメールでやりとりをしながら、シフトの調整などを行っています。電光掲示板の前に立ってお客様のご案内を行う業務では、空港でしか使わない専門用語など、空港全体の設備を頭に入れておかなければいけません。最初は空港の方にサポートをしてもらいながら、分からないことはその都度聞くようにしていましたが、「お客様からは、私たち学生も空港の方も同じように見られている。1人のスタッフとしてプロ意識を持たなければいけない」と思うようになりました。また、中国語を使うだけではなく、社会人としてのお客さま対応の大切さを学ぶ機会にもなりました。
 入学前までは消極的だった私が、オープンキャンパスや新入生合宿で留学の経験を話したり、中国語スピーチコンテストで劇を行ったりと、さまざまな活動に取り組んでします。人前に立つことが好きだと気付けたのも、中国語に出会えたおかげです。大学生活で熱中できることを探している人には、何かのきっかけになるかもしれない中国語に、ぜひチャレンジしてみてほしいです。