躍動

2020年12月23日

中国留学を通して、世界中にできた仲間。世界各国の学生とかかわり、グローバルな視野が広がりました。

vol.81

交流文化学部 交流文化学科 3年

留学を見据え、交流文化学科で養った中国語の基礎力。

 高校のときに中国の歴史ドラマを見て、中国語の発音の美しさに惹かれました。その頃、中国語の体験授業にも参加。中国文化や中国語への興味が深まり、大学で中国語を学ぼうと決意しました。留学にもチャレンジしたいと考えていた私。中国語を専門的に学ぶことができ、留学制度が充実している愛知淑徳大学の交流文化学部 交流文化学科への入学を決めました。

中国留学を通して、世界中にできた仲間。世界各国の学生とかかわり、グローバルな視野が広がりました。

 入学後、「留学するのは学部でしっかりと中国語を学んでから」と考えていた私は、1年次から積極的に中国語の授業を履修。小テストで毎回満点をとることを目標に、日々の学修で中国語の基礎を着実に身につけました。また、1年次の後期には本学の中国語スピーチコンテストに出場。準備期間に学部の先生や中国人留学生から丁寧にご指導いただいたことが、発音を見直す良いきっかけとなりました。本番では先輩方が流暢に中国語を話す姿を見て、自分ももっと話せるようになりたいと留学への決意を新たにしました。

さまざまなことにチャレンジした留学生活。努力が実り、成績優秀者賞も獲得。

 スピーチコンテストの後、交流文化学科の馮先生に留学の相談に乗っていただき、1年次2月から4カ月間の長期海外セミナーに参加。北京語言大学で、中国語のスピーキングやリスニングなどを学びました。その後、交換留学生として2年次9月から3年次7月にかけて1年間、同じく北京語言大学で、ビジネスで使える中国語や、中国の貿易に関することなど応用的な中国語を学びました。今年(3年次)の1月頃からは新型コロナウイルスの流行にともない、オンライン留学(日本に帰国し、北京語言大学の授業をオンラインで履修)に切り替わりましたが、国際交流センターの方にサポートいただき、留学期間終了時期まで勉強を続けることができました。

中国留学を通して、世界中にできた仲間。世界各国の学生とかかわり、グローバルな視野が広がりました。

 留学先の学修では、授業の予習や復習を徹底し、わからないことがあれば必ず先生に聞いて疑問点を残さないようにしていました。また、授業中、世界中から集まるクラスメイトの積極性に刺激を受け、負けじと発言することを心掛けました。こうした努力が実り、長期海外セミナーと交換留学の両方で成績優秀者賞に選抜していただきました。これまでの努力が形となり、大きな達成感を得ることができました。
 さらに、留学中には何事にもチャレンジすることを目標に、勉強以外にもさまざまなことに取り組みました。ひとつ目はクラス長。世界各国から来ているクラスメイトと中国語でコミュニケーションをとり、親交が深まるように食事会や誕生日会を企画しました。ふたつ目は、長期海外セミナーで務めた卒業生代表のスピーチ。600人以上の留学生を前にして、中国語で話したことは貴重な経験となりました。みっつ目は現地の文化を学ぶために、履修した太極拳の授業。皆で一緒に練習に励み、留学生の大会に出場し、団体の部で入賞することができました。
 こうした経験からチャレンジ精神や積極性が磨かれたと思います。そして異文化交流の楽しさを実感。世界中の学生と親交を深めることで、コミュニケーション能力が高まり、グローバルな視野も広がりました。

目標だったHSK6級に合格!

 私は留学前から中国政府公認の中国語資格試験であるHSKの最高級・6級を目標にしていました。交換留学の終了直後に、その試験にチャレンジ。留学で高めた中国語のスキルを存分に発揮でき、合格を勝ち取ることができました。
 留学終了後は、リスニング力を保つために、中国語のニュースを聞くようにしています。また、国際交流センターの方がつくってくださった中国語のチャット(群聊房)にも参加。学生同士で中国語を使ってコミュニケーションをとり、語学力を磨き続けています。他にも、国際交流センターの方や馮先生と協力して、後輩たちに留学の魅力を発信する活動もしています。
 将来は、留学で培った中国語のスキルやグローバルな視点を活かし、世界中の方とかかわるような仕事ができたらと考えています。