躍動

2023年02月22日

文化系クラブ「ASU MEDIA STUDIO」がNHK全国大学放送コンテストでベスト8

vol.95

ASU MEDIA STUDIO(創造表現学部メディアプロデュース専攻2年)

映像制作を行う文化系クラブ「ASU MEDIA STUDIO」が
NHK全国大学放送コンテストで本選に出場!

 愛知淑徳大学では、長久手キャンパス・星が丘キャンパス合わせて、運動系34クラブ、文化系24クラブが活動しています。その他にも同好会や委員会活動も活発で、学生にとっては学部学科や学年を超えた仲間との出会いがあり、活動についてはもちろん、それぞれの専門分野の学びも活かすことで、広い視野を得られる場にもなっています。

 「ASU MEDIA STUDIO」は、長久手キャンパスを主な活動拠点として、映像制作を中心としたクリエイティブ活動を行っている文化系クラブです。1年を通してさまざまなコンテストなどに出品しており、中心的に取り組んでいるのが、NHK全国大学放送コンテスト、未完成映画予告大賞、ACジャパン広告学生賞といった、全国の映像制作系のクラブ・サークルが目指す全国規模のコンテストです。2021年に開催されたACジャパン広告学生賞では、244作品が出品されたテレビCM部門で奨励賞を獲得するなど全国的な知名度も高まっています。
 2022年度になり、初めて出品したコンテストが第39回NHK全国大学放送コンテスト、通称「Nコン」です。9月の作品提出に向けて、春先から技術会や映像研究を実施。6月ごろからNコンの企画会議を始めました。今回のテーマは「あと」という、ひらがなの二文字。それをどう解釈するか、ASU MEDIA STUDIOのメンバーがアイデアを出し合い、「@(アットマーク)をモチーフに、異なる意見や価値観を持つ人を拒否しないことを表現しよう」と意見がまとまりました。そこから6名がNコンプロジェクトチームを結成し、脚本、カメラ、音声、出演、編集といった役割分担をして企画からストーリー構築、撮影や編集を進めていきました。
 強豪チームとして知られる全国の映像クラブも数多く参加した中で、見事に予選と準決勝を勝ち抜き本選の8校にノミネートされ、優勝は逃したものの、全国の上位8校に選ばれました。

文化系クラブ「ASU MEDIA STUDIO」がNHK全国大学放送コンテストでベスト8

■「@」をモチーフに制作された作品

文化系クラブ「ASU MEDIA STUDIO」がNHK全国大学放送コンテストでベスト8

 今回のNコンや大学での学びについて、制作メンバーの宮崎 達矢さん(創造表現学部メディアプロデュース専攻2年)にお話しを伺いました。

 高校時代にコンピュータグラフィックスを作成する機会があり、そこで映像制作に魅了されました。映像学科のある専門学校も考えましたが、映像に特化するのではなく、多様なメディアのクリエイティブを学ぶ方が発想の広がりがあると考えて、メディアプロデュース専攻を志望しました。

文化系クラブ「ASU MEDIA STUDIO」がNHK全国大学放送コンテストでベスト8

 「ASU MEDIA STUDIO」は現在、1年生から4年生まで20数名の学生が活動に参加しており、毎週集まって、流行映像の共有や分析をしていますが、年に3回ある大きなコンテストが近くなると、作品づくりに集中します。私は今回の第39回NHK全国大学放送コンテストの出品にあたってプロジェクトチームのまとめ役と編集を担当しました。
 コンテスト出品作品についてのディスカッションは真剣そのもので、お互いの意見がぶつかることも多くありますが、異なる意見を知り、その前提となる考え方まで聞くことで、自分の考える視点が増えていることを実感しています。作品の方向が決まれば一致団結して取り組み、完成すればまた映像が好きな者同士、情報を交換したり学び合ったりする環境がとても心地よいです。

 数多くの卒業生が映像関係の仕事をしており、そのような業界に進みたい学生にとっては、卒業生を交えた会で実際に働いている方からの声を聞けるのもメリットだと思います。
 愛知淑徳大学の創造表現学部 メディアプロデュース専攻では、スタジオやクリエイティブスペースなど充実した設備を活用し、映画監督、脚本家、カメラマンなどメディア業界で活躍するプロフェッショナルが講義を担当しています。本学では実践的な学びの場を数多く用意し、学生たちの成長を力強く後押ししていきます。同専攻で学ぶ学生も含めた「ASU MEDIA STUDIO」のさらなる活躍を期待しています。