躍動
2023年11月24日
弓道のインカレ大会で女子個人戦優勝・女子団体戦3位を果たしました。
vol.100
弓道部 芝田 菜摘さん〈創造表現学部 創造表現学科 メディアプロデュース専攻3年(2023年度)〉
第71回全日本学生弓道選手権大会 女子個人 優勝
弓道部
第71回全日本学生弓道選手権大会 女子団体 3位
2023年8月におこなわれた第71回全日本学生弓道選手権大会(インカレ大会)では、女子個人戦において弓道部の芝田菜摘さんが優勝を果たし、女子団体戦においては弓道部が3位に輝きました。日頃の練習の成果を発揮しての快挙であり、弓道部の皆さんは次の大会を見据えて鍛練に励んでいます。今回は部長の鈴木綾華さんと芝田さんにお話を伺いました。
■弓道部・部長インタビュー
福祉貢献学部 福祉貢献学科 子ども福祉専攻 3年(2023年度)
鈴木 綾華さん
愛知淑徳大学の弓道部は、2023年度現在は39名で活動しています。男女ともに試合で納得のいく成績を残せるよう、日々練習を重ねています。部員は、とても個性豊かで、それぞれが弓道への思いが強いからこそ、ときには意見の対立もありますが、話し合ってよりよい道を探り、みんなで目標に向かって活動に励んでいます。
2023年度のインカレ大会の目標は、団体戦では昨年果たせなかった予選突破でした。大会に出場する選手で鍛練を重ね、本戦と同じような緊張感を大切にして練習に取り組みました。大会当日は、部長の私が一番緊張していたと思います。それでも自分の射に自信をもって引こうと心を奮い立たせ、射場に入る際に部員のみんなとグータッチをして気合いを入れました。結果、女子団体戦で3位入賞に輝くことができ、目標達成に向けて努力することの大切さを改めて感じました。また、部員たちと仲間として一緒に試合に臨んだり、ときにライバルとして練習に打ち込んだり、さまざまな形で切磋琢磨する中で絆を育むことができたと思います。部長としては、チームをまとめ志を同じくすることの大変さを痛感するとともに、それを乗り越えて試合で結果を残したときの達成感を味わい、多くの学びが得られたと感じています。
弓道は、奥深いスポーツです。競技の性質上、精神面が結果に大きく影響し、思うようにいかないことも度々起こります。その上で、練習の成果を発揮して確かな成績を収めたとき、大きな喜びや充実感があります。今後も部員みんなの心を一つにして、勝利を重ねていきたいと思います。
■女子個人戦優勝・芝田さんインタビュー
創造表現学部 創造表現学科 メディアプロデュース専攻3年(2023年度)
芝田 菜摘さん
私が思う弓道の魅力は、一つとして正解がないところです。自分にとっては的中が安定する射形でも、それがほかの人にも合うとは限りません。弓道部の同期や後輩に指導するときはそれぞれに適したフォームの検討を重視していて、それが奥深くおもしろいと感じています。弓道部は熱心に取り組む部員が多く、部全体の練習が終わった後も道場に残って自主練を続ける姿がよく見られ、お互いに刺激し合い、高め合っています。
今年度は、私個人としては入賞を目標にして、毎日練習に励みました。インカレ大会の予選では、1位通過できたこともあって決勝トーナメントは心に少しゆとりができ、部員みんながのびのびと自信をもって射に臨めるよう声を掛け合いました。結果、私は女子個人戦で8射皆中を達成して優勝を手にすることができ、さらに女子団体戦では3位入賞を果たしました。全国大会で入賞できたという経験は、学生弓道の最高峰・全日本学生弓道王座決定戦への出場を意識するきっかけになったと思います。
愛知淑徳大学は学内に弓道場があり、関東・関西の強豪大学がおこなっているような練習量を自主練習で補えるため、大きな支えになっています。これからも一人ひとりがよい結果を残していけるよう、弓道部のみんなで切磋琢磨し、人としても成長していきたいと思います。