躍動

2017年04月28日

創部当初からの夢、東海リーグへの昇格が決定。さらなる歴史をつくっていきます。

vol.55

健康医療科学部 スポーツ・健康医科学科2年(2016年度)

自らお互いの士気を高め合い、切磋琢磨できるチームをめざして。

 愛知淑徳大学のサッカー部は、男女共学体制に移行した1995年に発足しました。できたばかりの頃は、部員も少なく交代選手が2~3人だった時代もあったと聞いています。ゴールキーパーのユニフォームも創部当初は1色しかなかったのだとか。それから愛知淑徳大学のサッカー部を愛してくださる先輩や顧問の先生方の支えを受けながら少しずつ力をつけ、徐々に部員も増えていきました。

創部当初からの夢、東海リーグへの昇格が決定。さらなる歴史をつくっていきます。

創部当初からの夢、東海リーグへの昇格が決定。さらなる歴史をつくっていきます。

 20年以上変わらず掲げている目標は「東海リーグ昇格」です。強豪ひしめく愛知県の1部リーグの上位5チームでおこなわれる総当たり戦で2位以内に入らなければならず、さらに三重県・岐阜県・静岡県の1位になったチームとの試合を勝ち上がらなくてはなりません。それだけではリーグ昇格はできず、その先には東海リーグ2部の下位チームとの入れ替え戦が待っています。なかなか容易なことではありませんが、それでも本気で目標に向かって努力を続けてきました。練習日は週に3~4日程度で、しかも他のクラブとの関係上、グランドを使えるのは2時間前後。他の強豪校よりも体力が乏しいという課題は明確なのですが、なかなか走り込みの練習に時間を割くことすらできませんでした。そのため、実践練習の中で体力をつけようとキャプテン、副キャプテンが中心となり、100%、120%で練習に打ち込もうと仲間に声を掛け続けました。仲間同士で士気を高め合うことに対して最初は難しさもありましたが、「誰かに言われてやらされている」のではなく、時間を掛けて着実にチームが一つになっていき、自分たちが主体となって勝利に向かう姿勢が養われたのだと思います。

創部当初からの夢、東海リーグへの昇格が決定。さらなる歴史をつくっていきます。

創部当初からの夢、東海リーグへの昇格が決定。さらなる歴史をつくっていきます。

多くの支えを実感。感謝の気持ちを忘れず、さらなる高みへ。

 チーム発足以来、初の県大会優勝を遂げ、2016年11月からは東海4県の上位校と入れ替え戦を懸けた戦いがスタート。楽な試合は一つもありませんでしたが、日頃の練習の成果が勝利を引き寄せ、11月26日におこなわれた常葉大学静岡との最終入れ替え戦の切符を手にしました。会場となった常葉グリーンフィールドは、4年前に入れ替え戦まで勝ち進み、戦った場所。その時負けてしまった雪辱を果たすためにも全力を尽くそうと、"全員サッカー"で戦いました。開始5分で先制するも、続けて2点を取られ1-2で前半が終了。後半30分まで点が入らず我慢の時間が続きましたが、気持ちを強く持ち続けたことで最終的に逆転、勝利することができたのだと思います。こうして念願の東海リーグ昇格を果たしたのですが、驚いたのが試合後のお祝いのメッセージの多さ。ブログやSNSに先輩方や保護者の方々からたくさんの「おめでとう」をいただきました。これだけ多くの人の支えがあって、価値ある勝利につながったのだと、あらためて感謝の気持ちがこみ上げてきました。これからはさらに強豪が集う東海リーグでがんばっていきます。1年で降格、などという情けない結果にならないように。愛知淑徳大学男子サッカー部の歴史を自分たちの手で塗り替えていきます。

創部当初からの夢、東海リーグへの昇格が決定。さらなる歴史をつくっていきます。

創部当初からの夢、東海リーグへの昇格が決定。さらなる歴史をつくっていきます。