躍動

2013年03月21日

仲間と一緒にチア・スピリットを発揮し、 全国ベスト8を達成!

vol.21

愛知淑徳大学チアリーディング部 RANGERS 交流文化学部 交流文化学科 心理学部 心理学科 健康医療科学部 スポーツ・健康医科学科

●中部チアリーディング選手権大会 大学の部
優勝《2010年から3連覇!》
●JAPAN CUP 2012 チアリーディング日本選手権大会 第8位

全国大会で第8位に入賞し、創部初の快挙を成し遂げました。

 8月26日、私たち愛知淑徳大学チアリーディング部RANGERSにとって、忘れられない一日となりました。それは、東京・国立代々木競技場 第一体育館でおこなわれた「JAPAN CUP 2012チアリーディング日本選手権大会」の決勝。初めて全国大会決勝という大舞台に立ち、「みんなでチアを楽しもう!」という一心で、チームとして磨いてきた力や一人ひとりの元気と笑顔、持てるすべてを出しきりました。そして、みんなで手をつないで迎えた結果発表のとき...。「200点」と聞いた瞬間、全員、目から大粒の涙があふれて止まりませんでした。熱心に指導してくださったコーチ、あたたかく応援してくださる先輩方、支えてくださるすべての人たちへの感謝の気持ちと、仲間と共に大きな成果を手にした喜びが、心の底から湧き上がってきました。
この最高の日に至るまでの数か月間、2012年のメンバー約40名が一丸となって練習に打ち込んできました。今年の部のスローガンは「革命 ―get in step(足並みをそろえて)―」。演技の同調性と気持ちの同調性を高めながら、「やりたいこと」ではなく「できること」を着実に伸ばし、全国大会出場をめざしました。
具体的には、自分たちの実力を最大限に発揮できる演技構成を考案し、一つひとつの技の見せ場をしっかりと決め、全体の完成度を高めていきました。悔し涙を流すこともあるほど、日々の練習にみんなが真剣に取り組み、妥協はしません。その熱意の根底にあるのが、チームの絆です。みんなが同じ目標を見据え、互いに励まし合って、明るく前向きな雰囲気をいつでも絶やさないように心がけました。メンバー一人ひとりが家族のように強い絆で結ばれ、互いに信頼し合っているからこそ、中部チアリーディング選手権大会(大学の部)3連覇を達成し、全国ベスト8という成績を収めることができたのだと感じています。

仲間を信じ、頑張り抜く強さを、チアを通して身につけています。

 大会の演目には、演技内容が定められた「規定演技」と、チームごとに演技を創作する「自由演技」があります。全国大会は自由演技のみで、競技時間は2分30秒。この限られた時間の中で、みんなの息がぴったり合うジャンプ、スピーディなダンス、パートナースタンツ、ダイナミックなピラミッドなど、多彩な技で構成した演技を披露しました。また、チアリーディングは他チームと競い合うのではなく「応援し合う」スポーツです。他大学の学生たちと互いに声援を送り合い、参加チーム全員で一緒に盛り上がることができるのは、チアリーディングの大会ならでは。さまざまな人と出会い、交流して、チアリーダーとしてはもちろん、人としても大切なことを吸収しています。
さらに、大会にはRANGERSの歴代のOGも応援に駆けつけ、親身になってアドバイスやエールをくださいます。先輩方が積み重ねた実績があったからこそ、今回の成果を手にすることができたと改めて感謝するとともに、後輩たちへRANGERSの伝統を受け渡していきたいと決意を新たにしています。次の代が中心となって構成を考える大学祭での演技や、私たちの代の最後の大会となる12月の全日本学生チアリーディング選手権大会は、RANGERSのチア・スピリットを次へとつないでいくステージにしたいと考えています。
RANGERSには、学年をこえて互いの個性を認め合い、力を高め合える環境があります。そうしたチームでチアリーディングに夢中になって、辛くても頑張り抜く力が身につき、仲間を信じることの尊さを学ぶことができました。そのすべてを社会人となってからも活かしていけるように、今後も向上心をもって練習に励み、元気と笑顔の輪を広げていきたいと思っています。