カリキュラム・ポリシー

学部

文学部

 文学部は3学科で構成され、専門教育科目については学科ごとの教育課程によるが、学部共通の必修科目を以下の通り開講して、学部を通じた人材像の育成を図る。

(1)「日本語表現T1・T2」を1年次必修として、日本語リテラシーの基礎を習得する。

(2)「人間探究」を1年次必修として、大学および文学部で学ぶことの意義を理解する。

(3)国文学科「キャリアプランニング」、総合英語学科「Career Planning」、英文学科「Central Japan」、教育学科「職業としての教育」をそれぞれ3年次必修として、大学卒業後の進路について考える。

国文学科

 開講科目を〈基礎科目〉〈基幹科目〉〈基本科目〉〈展開科目〉〈実践科目〉〈中核科目〉に分類し、その中から興味と関心に応じて自由かつ体系的に選択学修ができるように教育課程を編成し、その成果を卒業論文として結実させることとする。特色は以下の通り。

(1)学科独自の必修科目は、「演習Ⅰ」(3年次)、「演習Ⅱ」(4年次)、「文献講読演習」(4年次)および「卒業論文」(4年次)のみとする(ただし、「卒業論文」を除き選択必修科目)。

(2)導入教育の一環として、〈基礎科目〉群13科目を開講する。

(3)教育職員志望者のために、〈実践科目〉群10科目を開講する。

総合英語学科

(1)〈基礎科目〉群では、本学科での学修に必要な英語および日本語の基礎トレーニングや大学で学ぶことの意味や自律的・自発的学修に必要な思考法・方法論を学ぶ3科目を開講する。

(2)英語を「読み」「書き」「聞き」「話す」ための〈スキル〉を総合的に高め、英語理解や英文理解に必要な〈理論〉を修得し、英語を総合的に〈応用〉できる能力を身につけるために〈総合英語教育科目〉群47科目を開講し、〈スキル〉系科目の授業は全て英語でおこなう。

(3)国際文化の理解を深めるために、〈国際文化科目〉群19科目を開講する。

(4)〈発展科目〉群の中に、関心あるテーマを発見し、追究する能力を養う「専門演習Ⅰ~Ⅳ」と「課題実践演習Ⅰ、Ⅱ」6科目および「長期海外セミナー1~8(前期・後期)」16科目を開講する。

(5)実践的英語力を活かしたキャリアに必要な知識・技術・資格を身につけるために、〈キャリアデザイン科目〉群40科目を開講する。

教育学科

 開講科目を〈基礎科目〉〈発展科目〉〈小学校教員養成科目A〉〈特別支援学校教員養成科目〉〈小学校教員養成科目B〉〈小学校教員養成科目C〉〈生涯学習指導者養成科目〉に分類し、希望する職種に就くために必要な資格が取得できるよう、体系的に教育課程を編成している。

(1)〈基礎科目〉〈発展科目〉として、教育および教職関係の講義・演習科目と、教育体験実習科目を開講する。

(2)〈小学校教員養成科目A〉〈特別支援学校教員養成科目〉〈小学校教員養成科目B〉として、幅広い知識と技能を習得し、目指す進路に応じた教員免許状取得のために必要な演習・講義・実習科目を開講する。

(3)〈小学校教員養成科目C〉〈生涯学習指導者養成科目〉として、本学の教育理念である「違いを共に生きる」を実現するための講義科目を開講する。

英文学科

2014年度以降入学者用

 開講科目を〈基礎モジュール〉〈基礎〉〈充実〉〈発展〉〈スキル発展〉〈英語教員養成プログラム〉〈海外研修〉に分類し、その中から興味と関心に応じて体系的に選択学修ができるように教育課程を編成する。特色は以下の通り。

(1)〈基礎モジュール〉群のうち12科目を必修とする。

(2)〈基礎〉群中「First Year Seminar(2016年度以降入学者)、基礎演習(2014・2015年度入学者)」を含む10科目(1年次)を、習熟度別クラス編成とする。

(3)教育職員志望者のために、〈英語教員養成プログラム〉群14科目を開講する。

(4)〈海外研修〉群として、「長期海外セミナー」を16科目開講する。

人間情報学部

 人間情報学部人間情報学科のカリキュラムは、2016年度以降入学者については、1年次の「学部共通科目」、2年次から所属する専修の「専門科目」に分かれている。2015年度以前入学者については、基礎共通科目群と系列共通科目群、および系列科目群で構成されている。

学部共通科目、基礎共通科目

 学部共通科目および基礎共通科目は、人間情報学全般に関する幅広い知識と、人間、情報、そしてコンピュータの特性を科学的・論理的に考察できる能力を身に付けることを目標として、キャリア形成、ものづくりの基礎、人間理解の基礎、情報活用の基礎、コンピュータの基礎の授業分野から構成されている。

専修科目、系列共通科目・系列科目

情報デザイン・システム専修、コンテンツデザイニング系列
 情報デザイン・システム専修およびコンテンツデザイニング系列の専門科目は、人にやさしく豊かなデジタルライフを提案・創造し、今後のヒューマンフレンドリーな情報社会に貢献する人材を育成することを教育目標として、情報デザイン、コンテンツデザイン、システム開発、システム工学、卒業研究・制作の授業分野から構成されている。

心理情報専修、ヒューマンアナライジング系列
 心理情報専修およびヒューマンアナライジング系列の専門科目は、変わりゆく人間社会の未来を予測し、より良い情報サービスやシステム開発に、自分の能力を活かせる人材を育成することを教育目標として、心理学研究法、知覚心理学、発達・社会心理学、比較・生理心理学、心理・工学応用、卒業研究・制作の授業分野から構成されている。

図書館情報学専修、リソースマネージング系列
 図書館情報学専修およびリソースマネージング系列の専門科目は、様々な情報資源を的確に活用できる司書、出版流通や情報に価値を見出す企業に寄与する人材を育成することを教育目標として、計量情報、情報マネージメント、情報メディア、情報利用、情報サービス、卒業研究・制作の授業分野から構成されている。

心理学部

 本学部のカリキュラムでは、心の多様性、普遍性に気づき、人がどのように社会の中で相互作用しているかを効果的に理解するため、「心理学的な視点の広さ」と「科目間の有機的なつながり」を十分に考慮して1・2年次の科目を配し、各授業を計画する。また、それらの授業は専任教員が中心となって担当する。
 「心理学」は、中等教育では学習されておらず、間違ったイメージを持っている可能性が高いことを鑑み、1年次には心理学の基礎知識を幅広く学べる科目を配置する。心理学への興味関心を維持、喚起するため、1年次から2年次にかけては、段階的に、より高度で新しい心理学の知識の修得を目標とした科目を、「生理・認知」「社会」「発達」「臨床」の領域でそれぞれ配置する。学生には、この4領域を偏りなく履修することを求める。
 知識を修得するための科目と同時に、心の働きを「数量」でとらえ、それに基づいて論理的に思考する力を学ぶための実習科目、演習科目を必修とする。実習・演習で扱う題材は、基礎的知識を修得する科目で学んだことに基づくものとし、また実習・演習で求められるスキルもそれまでの科目で修得したものとする。これらの実習、演習科目では、仮説の導出、データ収集・分析から結論を論理的に導く過程を学ぶだけでなく、グループでのディスカッションや、口頭、並びに研究レポートによる研究成果のプレゼンテーションを通じた、コミュニケーション力の向上も目指すものとする。
 心の多様性、普遍性に気づき、理解するためには、以上のような1・2年次での幅広い視点からの段階的学修が必要不可欠である。またこの多角的視点は、自らの興味や心理学的な課題を見つける道標となり、3年次以降の修学の集大成へとつながる。3年次以降は、幅広い人間行動や社会現象の中から問題点を見つけ、学生自らが心理学研究を完遂することを求める。このことを実現するために、1・2年次に学んだ内容のさらに発展的な科目や、心理学のより幅広い科目を配置する。また学生が研究を実施するにあたり、その多様な関心に応えられるよう、専門が異なる多くの専任教授陣を用意し十分な指導をおこなう。

創造表現学部

1 創造表現学部のカリキュラム・ポリシー

 創造表現学部では、創造性を涵養し、実社会で豊かに表現できる人材を育成することを目的とする。そのために、理論に関する授業と実習の授業をバランスよく提供するとともに、基礎から専門へとスムーズに移行するカリキュラムを提供している。学部共通科目や隣接する他専攻の授業などを自らの興味・関心に沿って履修することで、多角的・総合的な視野を養うことができることも、本学部の特長である。次は各専攻のポリシーである。

創作表現専攻

(1)1・2年次は、基礎科目の学修と基礎演習等によるアカデミックリテラシーの養成とを軸にして、文芸を中心とした創造的な表現活動に携わるための基礎的な知識および能力を身につける。

(2)3・4年次は、応用科目の学修と演習での協同学習とを軸に表現技術を磨き、卒業プロジェクトに学修成果を結実させる。

メディアプロデュース専攻

(1)メディアプロデュースに関するさまざまな専門的な知識を身につける。

(2)実習系授業でコンテンツに関する企画・構想力、表現力などのスキルを身につける。

(3)多様化、グローバル化の中で地域文化やメディア産業に関する知識の応用、コミュニケーション能力を身につける。

建築・インテリアデザイン専攻

(1)講義科目系の授業で建築の専門知識を基礎から応用まで身につける。

(2)豊富な実習系授業で様々なプレゼンテーションスキルを身につける。

(3)実験系授業で物理現象を体験・理解し、専門技術を身につける。

(4)ゼミや演習を通じて共同作業を行い、実社会の課題に取り組む。

(5)一級建築士、建築施工管理技士、インテリアプランナーの資格取得に必要な知識・能力を身につける。

2 学部共通科目の設置

 創造表現のスキルを磨くことは重要な課題であるが、何を表現し発信すべきであるのか、その理念や発想こそが最も重要な部分である。本学部では、社会や文化に対する意識や分析能力の向上を教育の重点課題とし、次の三つの観点からバックグラウンドの充実を図っていけるように、各専攻の学修の基盤となる学部共通科目を設置している

(1)社会的視野を広げる
社会・民族・宗教・政治・文化・歴史の諸問題に対する理解力を高め、現代社会の状況を論理的に分析できる力を育み、創造活動の基盤を強化する。

(2)芸術的素養を身につける
文学・文芸・美術・デザイン・音楽等、芸術作品を理解する力を高め、創作意欲に結びつけ、芸術的素養を磨いていく。

(3)科学的分析力を身につける
現状を把握し読み解く力、論理的思考力、具体的提案能力など基礎的な思考力を高め、創造活動の深化に結びつけていく。

3 カリキュラムの全体構成

 授業科目は学部共通科目と各専攻の専門科目とに二分されるが、学生は、学部共通科目と各専攻の専門基礎科目との学修を足がかりにして、以後、学年進行にしたがって、応用科目・発展科目を履修する。
 授業科目の形態上の分類は、講義と演習、論文と制作、机上研究(デスクワーク)と体験的学修(フィールドワーク)といった組み合わせからなり、更に、学修の段階に応じて理論系・制作系の科目と演習(ゼミ)とを配置する。

健康医療科学部

〈2017年度以降入学者〉

 本学部は3学科(言語聴覚学専攻および視覚科学専攻を含む医療貢献学科、スポーツ・健康医科学科、健康栄養学科)で構成され、カリキュラムは学科・専攻ごとの専門教育科目と、学部共通である「学部基礎科目」が設定されている。学部基礎科目は健康医療科学を学ぶ上で不可欠な基礎的知識とスキルを身につける目的で設定されている科目である。

医療貢献学科

言語聴覚学専攻

(1)専門基礎科目
 言語聴覚学の専門科目のうち、比較的基礎的な分野に属する科目であり、言語聴覚学のより専門的な学習の基盤となる科目によって構成された科目群である。

(2)専門中心科目
 言語聴覚士国家試験受験資格専門科目を中核として、言語聴覚学の専門職者として要求される言語聴覚に関する音声学・音響学、心理言語発達学、コミュニケーション障害学の知識と技能の習得を目的とする科目である。言語聴覚学の専門家として、健常者の言語能力、聴覚能力の特性、その障害の評価、訓練・指導、支援について、既成の知識、技能にとらわれず、当該分野の発展に資する能力を習得することが求められる。また、すべての学生が言語聴覚学に関する独自の卒業研究を行い、卒業論文としてまとめることが求められる。

視覚科学専攻

(1)専門基礎科目
 視覚科学の専門科目のうち、比較的基礎的な分野に属する科目であり、視覚科学のより専門的な学習の基盤となる科目によって構成された科目群である。

(2)専門中心科目
 視能訓練士国家試験受験資格専門科目を中核として、視覚科学の専門職者として要求される視覚の認知科学および視覚心理物理学の知識と技能の習得を目的とする科目である。視覚科学の専門者として健常者の視知覚、視覚認知の特性、障害の評価、訓練・指導・障害者の支援について、既成の知識・技能にとらわれず、当該分野の発展に資する能力を習得することが求められる。また、すべての学生が視覚科学に関わる独自の卒業研究を行い、卒業論文としてまとめることが求められる。

スポーツ・健康医科学科

 スポーツ・健康医科学科の専門科目群は「専門基礎科目」、「専門中心科目」、「発展科目」から構成されている。学科で定めた必修科目を含め、これらの科目群から学生の問題意識・関心に応じて系統的に科目を選択学修し、その成果を卒業研究(健康科学研究)として結実させる。

(1)専門基礎科目
 専門科目のうち、比較的基礎的な分野に属する科目群である。専門教育への導入のための科目群(「基礎」、「研究」)と「健康医科学領域」・「健康スポーツ領域」・「健康環境領域」の基礎科目によって構成されている。

(2)専門中心科目
 「健康医科学領域」・「健康スポーツ領域」・「健康環境領域」に関わる諸分野について、より専門性の高い内容を学習する科目群と、卒業研究(健康科学研究)に対する基礎知識を習得するための科目群(「研究」)によって構成されている。健康スポーツ領域科目群には体育実技科目やスポーツ実技科目が含まれている。

(3)発展科目
専門基礎科目、専門中心科目の学習段階をふまえ、学生が独自の卒業研究(健康科学研究)を行う、ゼミナール形式の科目群(「研究」)である。

健康栄養学科

 本学科の教育理念は、管理栄養士として必要な幅広い教養と、専門的かつ科学的な知識、高度な実践能力を有し、人々の健康の保持・増進、生活の質の向上を通して健康長寿社会に貢献していく人材を養成することである。この目的を達成するために、以下のような体系でカリキュラムを編成している。

(1)学科基礎科目
 本学科の教育理念や専門教育への導入と、管理栄養士の社会的役割などの理解を深める中で、学びに対する動機付けと将来に向けた目標設定のための科目である。

(2)専門基礎科目
 「社会・環境と健康」、「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち」、「食べ物と健康」の学びを通して、管理栄養士として必要な専門知識の基礎や技術を修得する科目である。

(3)専門中心科目
 管理栄養士として必要な高度な専門知識と、各ライフステージおよび人々の状況に対応した適切かつ円滑な栄養管理が遂行できる実践能力を身に付けるための科目であり、また、多職種との連携の中で、在宅療養者へ適切な栄養管理が実践できるための知識と技術を修得するための科目である。

(4)学科発展科目
 これまでの学びの集大成として、積み上げてきた各分野における知識と技能を融合させながら、各専任教員の専門領域に関する演習を通して、「健康」と「栄養」、「食」に関する問題を自ら発見し、問題解決に向け、科学的根拠に基づいて実証的に分析し、論理的に思考する能力を養う科目である。

(5)資格取得科目
 食品衛生監視員および食品衛生管理者の任用資格、健康運動実践指導者の資格取得のために必要な知識を身に付けるための科目である。

(6)教職科目
 栄養教諭一種免許状取得のための免許法施行規則に定められた「栄養に係る教育に関する科目」である。

〈2016年度以前入学者〉

 愛知淑徳大学健康医療科学部のカリキュラムは、全学共通履修科目である、「教養教育科目」「スポーツ科目」「アクティブラーニング科目」「日本語表現科目」「言語活用科目」「コンピュータ活用科目」等と健康医療科学部独自の科目群である「学部基礎科目」「専門基礎科目」「専門中心科目」から構成されている。さらに、スポーツ・健康医科学科においてはこれらに加え「発展科目」が設置されている。以下に、健康医療科学部独自の科目群の設置の教育的な狙いについて概要を示す。

① 学部基礎科目

 医療貢献学科、スポーツ・健康医科学科両学科の専門教育の基礎となり、いずれの学科においても習得すべき内容を学習する科目である。健康医療科学の専門家として必要となる基礎的知識、技能の習得を目的としている。これらの科目の履修によって、各学科・専攻での専門的学習内容を、より広い健康医療科学の体系の中に位置づけることが可能となる。

② 専門基礎科目

 医療貢献学科およびスポーツ・健康医科学科の専門科目のうち、比較的基礎的な分野に属する科目である。医療貢献学科においては、言語聴覚学、視覚科学のより専門的な学習の基盤となる科目によって構成された科目群である。スポーツ・健康医科学科においては、スポーツ・健康医科学科の専門科目のうち、比較的基礎的な分野に属する科目である。健康医科学、健康スポーツ、健康環境のより専門的な学習の基礎となる科目によって構成された科目群である。

③ 専門中心科目

 医療貢献学科言語聴覚学専攻においては、言語聴覚士国家試験受験資格専門科目を中核として、言語聴覚学の専門職者として要求される言語聴覚に関する音声学・音響学、心理言語発達学、コミュニケーション障害学の知識と技能の習得を目的とする科目である。言語聴覚学の専門家として、健常者の言語能力、聴覚能力の特性、その障害の評価、訓練・指導、支援について、既成の知識、技能にとらわれず、当該分野の発展に資する能力を習得することが求められる。また、すべての学生が言語聴覚学に関する独自の卒業研究を行い、卒業論文としてまとめることが求められる。
 医療貢献学科視覚科学専攻においては、視能訓練士国家試験受験資格専門科目を中核として、視覚科学の専門職者として要求される視覚の認知科学および視覚心理物理学の知識と技能の習得を目的とする科目である。視覚科学の専門職者として健常者の視知覚、視覚認知の特性、障害の評価、訓練・指導、障害者の支援について、既成の知識・技能にとらわれず、当該分野の発展に資する能力を習得することが求められる。また、すべての学生が視覚科学に関わる独自の卒業研究を行い、卒業論文としてまとめることが求められる。
 スポーツ・健康医科学科においては、健康医科学、健康スポーツ、健康環境の各領域に関わる諸分野について、より高度に専門的な内容を学習する科目と、教職に関わる体育実技科目によって構成される科目群である。個々の学生の問題意識を最重視しながら、生涯健康維持に関わる諸分野の専門的知識・技能が網羅的に学習できるように配慮されている。

④ 発展科目(スポーツ・健康医科学科)

 スポーツ・健康医科学科における4年間の学習の成果をふまえ、独自の卒業研究を行うゼミナール形式の科目群である。

福祉貢献学部

 福祉貢献学部のカリキュラムは、全学共通科目である、「教養教育科目」、「スポーツ科目」、「日本語表現科目」、「コンピュータ活用科目」等と福祉貢献学部独自のカリキュラムから構成されている。この福祉貢献学部独自のカリキュラムは、専門職の養成を目的とした科目を中心に配置し、それぞれの段階で、福祉に関する知識と研究方法を学修することができるようになっている。以下、福祉貢献学部独自のカリキュラムの設置の教育的狙いについて概要を示す。

① 社会福祉専攻

 社会福祉専攻のカリキュラムは、卒業研究および資格取得に向けて、社会福祉学および関連する学問の知識を学修するとともに援助技術・実践力を体系的に積み上げることができるようになっている。

1年次 社会福祉の本質・目的、社会のしくみを理解し、対象者に関する基礎理論を学ぶ科目を配置している。

2・3年次 社会福祉援助の基礎的技術を習得し、対象者の求めと必要に応じた総合的判断をすることができる科目と実習を配置している。

4年次 ゼミをとおして、専門的な学びを深め、卒業研究に取り組む。

② 子ども福祉専攻

 子ども福祉専攻のカリキュラムは、卒業研究および資格・免許の取得に向けて、子ども福祉および関連領域の学問の知識を学修するとともに保育・幼児教育の技術・実践力を体系的に積み上げることができるようになっている。

1年次 保育・幼児教育の本質・目的を理解し、子どもの発達に関する基礎理論を学ぶ科目を配置している。

2・3年次 保育の基礎的技術、内容、方法を身につけ、子どもが主体の環境を構成するための科目と実習を配置している。

4年次 ゼミをとおして、専門的な学びを深め、卒業研究に取り組む。

交流文化学部

 本学部では、学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)に基づき、以下のようにカリキュラムを編成し、実施する。

1. 興味・関心・適性に応じて、多角的に学ぶことを可能にさせるとともに、併せて専門性を備えた知識と実践的な能力を習得させるために、言語、交流、観光の下に合計10の専攻プログラムを設ける※1。学生は、入学時点で学修・研究分野を特定せずに修学を開始し、1年次には広範囲にわたるカリキュラムの中からさまざまな学問領域の履修を進めて、多様な学問的アプローチを経験した後に自らの専門分野としての専攻プログラムを決定する。

2. 専門分野の知識・能力を着実に習得させるために、専門科目に4つの科目群を設けるとともに、すべての学生に、スキル科目における1つ以上の外国語を履修すること、また体験科目の所定の単位数を修得することを義務付ける※2
中心科目:専門分野の知識を習得させるために、基礎的な科目から発展的な科目へと段階的に科目を配置する。
スキル科目:国際社会で活用できる言語コミュニケーション能力を身に付けさせるために、言語科目を体系的・段階的に配置する
体験科目※3:実践的な能力を習得させるために、ケーススタディ科目、国内外での語学研修やフィールドスタディ科目を設ける。
プロジェクト科目:本学部が目指す人材を育成するために、必修科目として各学年にわたって設ける。学生は1年次には基礎演習を履修し基礎的なアカデミックスキルを習得し、2、3年次には交流文化演習を履修し専門を深め、4年次には卒業プロジェクトを通して、修学の集大成である卒業研究論文の完成を目指す。

※1 2015年度入学生までのカリキュラムおいては、言語コミュニケーション、言語教育、国際教養、社会貢献、観光からなる5つの専門分野の下に合計12の専攻プログラムを設けるものとする。
※2 2015年度までの入学生は、専門教育科目の「スキル科目」群から10単位以上を修得することによって、「ランゲージスキル」「実践力養成」「コンピュータスキル」のいずれかのスキルプログラムを修了しなければならないものとする。
※3 2015年度入学生までのカリキュラムでは「交流文化体験科目」

ビジネス学部

 ビジネス学部は、実社会で自ら道を切り開く「魂ある人材」の育成を目指す学部である。ビジネスに関する専門知識はもちろんのこと、「コミュニケーション能力」「行動力」「情熱」をも兼ね備えた有能な「ビジネスパーソン」を育成する。
 2016年度以降入学者に適用されるカリキュラムの特色は以下の通りである。

各専攻・コース共通

① 将来自らがどのような「役割」を組織の中で果たしたいと考えるのか、学生の多様な「ビジョン」に対応できるよう、「ビジネスイノベーション」、「ビジネスアカウンティング」、「グローバルビジネス」の専攻・コースを設置。

② 1年次には、ビジネスに必要な基礎知識・基礎能力を育成するための科目および、行動力を養うグループワーク科目を配置、専攻・コースにまたがって広く履修することを義務付け、汎用的な能力を育成する。

③ 1年次後期に専攻入門ゼミ(必修)を配置することで、専攻・コースでの学びに早くなれるようサポートしている。

④ 2年次から始まるゼミナール科目(必修)をベースに、専攻専門科目を体系的に修得することで、各専攻・コースの専門的な学びを充実したものにできるよう工夫している。

各専攻・コースの特色

[ビジネスイノベーション専攻](2016年度・2017年度)
[ビジネスイノベーションコース](2018年度)

BI①:マーケティング&ストラテジークラスターに配置された科目は、多くの科目で双方向性を保証、内容の重複がないよう設計することで、生きた知識を習得できるよう配慮している。

BI②:ASICP(イノベーション&チャレンジプログラム)を専攻・コースに所属する学生全員が体験することで、実社会で即戦力となりうる「行動力」を身に着けられるよう配慮している。

BI③:4年次の卒業プロジェクトⅠ・Ⅱ(必修)により、修学の集大成である質の高い卒業論文の完成を目指す。

[ビジネスアカウンティング専攻](2016年度・2017年度)
[ビジネスアカウンティングコース](2018年度)

BA①:アカウンティングクラスターに配置された科目は、実務家教員による現場での実務を重視した科目と、大学院出身教員による理論を重視した科目をバランスよく配置しており、会計の実学的側面を学ぶことができるよう配慮している。

BA②:ASAAP(アカウンティング&アナリシスプログラム)を専攻・コースに所属する学生全員が体験することで、現実の企業の会計数値を読み解き、企業が直面する課題を分析する力を養成する。

BA③:4年次の卒業プロジェクトⅠ・Ⅱ(必修)により、修学の集大成である質の高い卒業論文の完成を目指す。

[グローバルビジネス専攻]

GB①:専攻に所属する学生全員がASBBE(バイリンガル・ビジネス・エデュケーションプログラム)を体験することで、グローバルビジネスの共通語である英語で実践する力を身につけるとともに、必要な専門知識を英語で修得できるよう配慮している。

GB②:ASBBEの集大成として、英語が飛び交うビジネスの現場を体験することによって、英語を活かし行動する力を養成する。

GB③:グローバルエコノミークラスターに配置された科目は、ビジネスの現場を理解する生きた知識を、日本語で修得できるよう配慮している。

グローバル・コミュニケーション学部

 グローバル・コミュニケーション学部では、グローバルな視点を持ち、どのような状況にも十分に対応できる実践的な英語コミュニケーション能力を備える人材を育成することを目的とする。そのため、本学部のカリキュラムは「中心科目(Core Subjects)」「スキル科目(Skill Subjects)」「アクティブ・ラーニング科目(Active Learning)」から構成されている。
 「Core Subjects」では、グローバルな視点を持ち、世界に向けて正確で説得力のある内容を発信するために必要な知識を身に付ける。中心科目は、人と人とのコミュニケーションについて学ぶ「人間コミュニケーション (Human Communication)」、日本の文化や伝統、現代日本の状況を学ぶ「日本学 (Japanology)」、世界情勢をさまざまな観点から学ぶ「グローバル・アウェアネス (Global Awareness)」の3つの科目群からなっている。
 「Skill Subjects」では、グローバル社会で必要となるスキルを身に付ける。スキル科目は、英語運用能力を徹底的に磨くための「English Language Skills」、高度な英語コミュニケーション能力を身に付けるための「English Communication Skills」、問題発見・解決能力を身に付けるための「Research Skills」の3 つの科目群からなっている。
 「Active Learning」では、海外留学、海外インターンシップなどのアクティブ・ラーニング(能動的課題解決型学習)を通じてグローバルな価値観を身に付ける。

メディアプロデュース学部

4年生(2015年度・2014年度入学者用)

1.メディアプロデュース学部の教育目標

 メディアプロデュース学部は、現代文化創造の担い手となるアーティストやプロデューサーを育てるべく統一的教育目標を掲げ、メディアを狭義の情報媒体ではなく言語、視聴覚、建築造形など広義に捉え、さらにこれらの役割を統合して新しい社会と文化を総合的にプロデュース(構築)できる創造性豊かな人材の育成を目的としている。
 言語メディア、視聴覚メディア、建築造形メディアはいずれも文化を構築する重要な表現媒体であるが、自己表現のツールとしてこれらのスキルを磨くことはもちろんのこと、社会の複雑な要請に合わせて多様な人材を結集し、組織化・社会化し、チームを構成し、目的を達成することも重要である。
 本学部では総合的に物事をプロデュースする卓越した能力を養うことを最終目標とし、クリエイティブアートの先にある幅広い文化構築を見据え、個人の専門性を組織活動のなかでいかに生かすかという課題を個人のスキルアップの目標として重視している。したがって、カリキュラムについても専門性と総合性ならびに理論と実践を両立した構成になっている。

2.三つの専門専修

 本学部は「文化の創造とプロデュース」を共通理念に据えた単一学科であり、学生は入学時に専門分野を特定せずに修学を開始する。しかし、高度な専門性を身につけるために2年次以降、「創造表現専修」「メディアコミュニケーション専修」「都市環境デザイン専修」の三つの専門専修に別れて主たる学問分野を学修する。
 専修選択は1年後期に行われ、2年次から各専修に別れるが、その後も他専修の専門科目を自由に履修することができるので、学習意欲に応じて幅広い知識の修得が可能である。
 三つの専修の特色と教育目標は以下のとおりである。

(1)創造表現専修

① 1・2年次は、基礎科目の学修と基礎演習等によるアカデミックリテラシーの養成とを軸にして、文芸を中心とした創造的な表現活動に携わるための基礎的な知識および能力を身につける。

② 3・4年次は、応用科目の学修と演習での協同学習とを軸に表現技術を磨き、卒業プロジェクトに学修成果を結実させる。

(2)メディアコミュニケーション専修

① メディアコミュニケーションに関するさまざまな専門的な知識を身につける。

② 実習系授業でコンテンツに関する企画・構想力、表現力などのスキルを身につける。

③ 多様化、グローバル化の中で地域文化やメディア産業に関する知識の応用、コミュニケーション能力を身につける。

(3)都市環境デザイン専修

① 講義科目系の授業で建築の専門知識を基礎から応用まで身につける。

② 豊富な実習系授業で様々なプレゼンテーションスキルが学べる。

③ ゼミや演習を通じて共同作業を行い、実社会の課題に取り組む。

④ 一級建築士、建築施工管理技術士、インテリアプランナーの受験資格取得に必要な授業構成を提供している。

3.創造活動の基盤となる理念を重視し実践に結びつける

 創造の表現スキルを磨くことは重要な課題であるが、何を表現し発信すべきであるのか、その理念や発想こそが最も大切な部分である。したがって、本学部では社会や文化に対する意識や分析能力の向上を教育の重点課題とし、次の三つの観点からバックグラウンドの充実を図っていけるようにカリキュラムを組み立てている。

(1)社会的視野を広げる
社会・民族・宗教・政治・文化・歴史の諸問題に対する理解力を高め、現代社会の状況を論理的に分析できる力を育み、創造活動の基盤を強化する。

(2)芸術的素養を身につける
文学・文芸・美術・デザイン・音楽等、芸術作品を理解する力を高め、創作意欲に結びつけ、芸術的素養を磨いていく。

(3)科学的分析力を身につける
現状を把握し読み解く力、論理的思考力、具体的提案能力など基礎的な思考力を高め、創造活動の深化に結びつけていく。

4.学部科目の全体構成

 学部教育のテーマは、「理論と制作の両立」と「創造性の発揮」である。授業科目は、講義と演習、論文と制作、机上研究(デスクワーク)と体験的学習(フィールドワーク)といった組み合わせからなり、学修の段階に応じて理論系・制作系の科目と演習(ゼミ)を配置する。
 学部の授業科目は共通科目と各専修の専門科目に別れている。学部共通科目は学部全体に共通するテーマを掘り下げるもので、総合科目・基礎科目・歴史科目からなる。後者は三つの専修がそれぞれに開設する専門性の高い科目群で、学年進行に基づいて基礎科目・応用科目・発展科目に分けられる。それぞれの内容は以下のとおりである。

5.学部共通科目

 専修ごとの学問領域を知り、基礎的なデザイン・センスを磨く目的などのために行われる総合科目が1年次に配置され、1年次から2年次にかけて、社会・政治・文化・芸術などの近現代史を中心に現代的課題を分析する歴史科目、社会・文化・情報を読み解く力(リテラシー)を養いコミュニケーション理論やメディア特性などに関する概括的な知識を得る基礎科目など、創作活動の基盤をなす科目群が用意されている。

平成30年4月1日現在