交流

2017年12月11日

あいちワークショップギャザリング2017

あいちワークショップギャザリング2017

2017年8月19日(土) 椙山女学園大学 星が丘キャンパス メディア棟

プログラミングや電子工作、空間設計の知識を活かし、
ワークショップブースを展開しました。

 2014年からはじまった「あいちワークショップギャザリング」が、8月19日(土)に椙山女学園大学で開催されました。このイベントは創作や電子工作、プログラミングなどの体験ができる、子ども向けの「学習イベント」です。愛知県内の大学などが参加し、それぞれの研究や専門知識を活かしたブースを展開します。愛知淑徳大学からは、人間情報学部とメディアプロデュース学部の学生たちが参加し、5つのブースを出展しました。ここでは、そのブースの様子をダイジェストでお伝えします。

※2016年度より創造表現学部に名称変更

◎自分で星座をつくろう
メディアプロデュース学部 村上ゼミ 近藤 星美さん

あいちワークショップギャザリング2017

あいちワークショップギャザリング2017

 専用の用紙に描いた絵が、プラネタリウムドームに映し出される不思議な空間を創り上げた近藤さん。「ゼミ合宿で訪れた高原の美しい夜空を身近に再現したいと考えてつくりました」と制作に至った経緯を語ってくださいました。子どもたちは思い思いにお絵かきを楽しみ、レコードプレーヤーのような機械に絵をセットしてドームの中へ。「すごい!きれい!」と声をあげながら、自分だけのプラネタリウムを存分に満喫していました。

◎紙コップマラカスの音を見よう
メディアプロデュース学部 萩原ゼミ 豊田 拓也さん

あいちワークショップギャザリング2017

あいちワークショップギャザリング2017

 「音楽ライブが好きで"音"と"光"を共存させた作品を作りたいと思い、考えました」と語った制作者の豊田さん。プログラミングを駆使して完成させたのが、音に連動してプロジェクターに映し出された光が変化する空間です。子どもたちはまず、紙コップでオリジナルの「マイ・マラカス」を制作。そのあとプロジェクターの前でリズムを刻むと、その音に合わせて切り替わる光に、驚きの表情。元気いっぱいにマラカスを振って、遊びました。

◎集まれ! キッズワールド
人間情報学部 佐藤ゼミ 白井 美樹さん、須田 すみれさん、峠村 勇貴さん、平川 文菜さん

あいちワークショップギャザリング2017

あいちワークショップギャザリング2017

 学生たちはそれぞれ「世の中にある仕事を知るipad紙芝居」、「プログラミングを体験できるパソコンゲーム」、「さんすうの勉強ができるパソコンゲーム」、「十二支を学ぶ絵本」を用意。ブースを訪れた子どもたちに実践してもらい、理解度や使いやすさなどをヒアリングしながら、学習素材開発のための情報収集に努めました。子どもたちは、いつもと一味違う勉強に興味津々で取り組み、ゼミ生たちの問いかけにも笑顔で答えていました。

◎その食べ物はどこから?
メディアプロデュース学部 村上ゼミ 酒井 奈緒さん

あいちワークショップギャザリング2017

あいちワークショップギャザリング2017

 「食卓に並ぶ食材は世界中から輸入されたものであることを、子どもたちにわかりやすく伝えられないかと考えたのがこの作品です」と、制作意図を語った酒井さん。野菜やお肉などの形にかたどられたカードを指定の場所にかざすと、モニターに輸入国が映し出されるという仕組みの学習教材をつくりました。子どもたちは、おもしろそうに何度もカードを指定の場所にタッチ。保護者の方々も一緒になって、食材の主な輸出国を学んでいました。

◎光と和紙を使ってきれいな部屋を作ろう
メディアプロデュース学部 片山ゼミ 長坂 有紗さん

あいちワークショップギャザリング2017

あいちワークショップギャザリング2017

 中京大学工学部の学生との協働でブースを展開した長坂さん。中京大学の学生が参加者の希望に合わせた光をプログラミングによって再現し、長坂さんが卒業制作で扱う「和紙のランプ」に映し出すことで、参加者と一緒に空間を彩るワークショップを展開しました。参加者は複数の色が混ざりあった「虹色のような光」にうっとり。その光を参加者が形作った和紙のランプに投影することでやわらかな雰囲気に変わり、やさしい空間が完成しました。