交流
2023年10月04日
ジェンダー・女性学研究所「ステレオリムーブ課」 尾張旭市男女共同参画審議会への参加
2023年度 地域・ボランティア活動 展示会・講演会・発表会

2023年7月21日(月)
尾張旭市男女共同参画審議会に「ステレオリムーブ課」の学生が委員として参加。若者の視点から積極的に意見を述べ、活発な議論となりました。
ジェンダー・女性学研究所は1994年に設置され、愛知淑徳大学が男女共学へと移行した1995年に本格的な活動を開始しました。以来、約30年にわたり、性差別や人権侵害などの実態について情報を収集・発信し、男女共同参画社会の実現を目指してきました。2020年には学生運営委員である「ステレオリムーブ課」を発足させ、学部の垣根を越えて全学から集まった学生が主体となって、ジェンダーに関する研究活動に取り組んでいます。
【ジェンダー・女性学研究所】
https://www.aasa.ac.jp/institution/igws/
このようなステレオリムーブ課の活動が評価され、2021年に尾張旭市より学生から男女共同参画審議会の委員を推薦してほしいという依頼をいただきました。そこで、ステレオリムーブ課のメンバーである柴田莉穂さん(福祉貢献学部4年)が委員として参加し、12名の委員のうち唯一の学生として、会議で積極的に意見を述べてきました。
■審議会に参加した柴田さん
2023年7月21日の会議では、「第2次尾張旭市男女共同参画プラン令和4年度外部評価」などが議題となり、尾張旭市の男女共同参画に関する様々な取り組み状況に対して、委員の方から意見が述べられました。柴田さんも、DV防止の啓発資料を市内の公共施設に設置している取り組みに対して「被害に遭われている方は公共施設に足を運びにくいのではないか。商業施設にも設置できないのか。」と質問するなど、積極的に意見を述べました。
尾張旭市の担当者の方からは、柴田さんが審議会に参加することで若者の意見が取り入れられ、審議がとても活発になったと高い評価をいただきました。柴田さんは来年の3月で大学を卒業するため、今回の会議をもって任期満了となりますが、尾張旭市からは引き続き学生から委員を推薦してほしいと依頼をいただいているので、次回からはステレオリムーブ課の別のメンバーが委嘱される予定になっています。
男女共同参画社会を目指すことは、まさに愛知淑徳大学の理念でもある「違いを共に生きる」社会をジェンダーの視点から目指すことでもあります。これからもジェンダー・女性学研究所は、愛知淑徳大学の理念である「違いを共に生きる」社会を実現するために活動していきます。
※会議の様子は尾張旭市の担当者の方が撮影され、承諾を得て掲載しています。