交流

2025年02月10日

建築・インテリアデザイン専攻 清水ゼミ 「いきいき丁子田健康サロン~ライア―を添えて~」

2024年12月5日(木)丁子田集会場、中西邸

地域の皆さんと健康を意識した交流会を開催しました

 2024年12月5日(木)、創造表現学部 建築・インテリアデザイン専攻 清水ゼミ主催の「いきいき丁子田健康サロン~ライア―を添えて~」がおこなわれました。場所は清水ゼミが昨年度長久手市協働まちづくり活動補助金をいただいて実施した「コモンズづくり」で整備した丁子田集会場と中西邸で、今年度は昨年作ったコモンズ(居場所)で地域の皆さまとの交流活動を促す活動を企画しました。
 「いきいき丁子田健康サロン~ライア―を添えて~」のチラシも学生がデザインし、当日はたくさんの方が参加してくださいました。

【清水ゼミ「コモンズづくり」の様子】
■2024年1月31日(水)長久手市丁子田集会所
建築・インテリアデザイン専攻 清水ゼミ 「長久手市丁子田にこんな場所あったらいいな」ワークショップ>
■2024年2月26日(日)長久手市丁子田地区
建築・インテリアデザイン専攻 清水ゼミ 長久手丁子田の居場所づくりワークショップ>
■2024年4月20日(土)長久手市公民館
建築・インテリアデザイン専攻 清水ゼミ 長久手市協働まちづくり活動補助金成果報告会>

 今回は愛知淑徳大学健康医療科学部の和田郁雄先生と飯田有輝先生のご協力をえて、高齢者の多い丁子田地区の皆さまにお集まりいただき、健康相談や運動指導など「まちの保健室」活動をおこないました。

 元薬局をコミュニティースペースに改修した中西邸では、丁子田地区在住のライアー奏者ちよひこさんのライアー演奏を聴きながら、和田先生にロコモティブシンドローム(ロコモ)※のお話を聞いた後、それぞれの健康の悩みを相談する時間をとりました。ご主人が亡くなってから家に篭りがちだったという参加者の方は、この機会に久しぶりに外出し、先生や皆さんとお話しすることができてよかったと涙を浮かべられ、地域の皆さまにもイベントを企画した学生たちにとっても、有意義な時間を過ごすことができました。

 集会所では飯田先生のご指導のもと、身長・体重・握力・体脂肪率・筋肉量などを計測し、それぞれの身体の状態をデータで確認した後、イスで座りながらできる日常生活で必要な筋肉を鍛える運動を教えていただきました。学生たちも一緒に体を動かし、和気あいあいとした雰囲気の会となりました。

 どちらの会場からも、ぜひまたこのような会を開催してほしいとのお声をいただき、今後定期的な開催も検討しています。今回のイベントは学生たちにとって、地域の皆さまたちと触れ合いながら直に声を聞ける貴重な機会となりました。この経験を今後のまちづくり活動に活かしてくれることを期待しています。

※運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態を 「ロコモティブシンドローム」=ロコモといいます。 ロコモティブシンドロームとは、英語で移動することを表す「ロコモーション(locomotion)」、移動するための能力があることを表す「ロコモティブ(locomotive)」からつくった言葉で、移動するための能力が不足したり、衰えたりした状態を指します。ロコモとはその略称です。
(参考:https://locomo-joa.jp/locomo