追究

2023年12月13日

ビジネス学部 グローバルビジネス専攻 Bilingual Internship Domestic多摩信⽤⾦庫

2023年8月23日、東京証券取引所での実務研修において撮影
2023年8月〜9月 多摩信用金庫本店

海外進出をサポートする多摩信⽤⾦庫でのインターンシップを実施。
グローバルな⾦融業務や事業⽀援について貴重な実体験となりました。

 ビジネス学部グローバルビジネス専攻では、国際⾦融・国際経済などの専門知識やビジネスの現場で求められる英語スキルを⾝に付け、国内外で活躍できる⼈材育成に注⼒しています。その集⼤成として実施されているのが、3年⽣全員が取り組む「Bilingual Internship Overseas/Domestic」です。約1か⽉にわたって、本専攻の学⽣が国内外のグローバル企業のインターンシップに参加し、グローバルな視点や働き⽅の多様性を培っていきます。今回は「Bilingual Internship Domestic」多摩信⽤⾦庫様でのインターンシップを紹介します。

■2023年7月6日(木)にビジネス学部ビジネス研究科共催で講演会を開催し、 多摩信用金庫常勤理事 澁谷博之様にご講演いただきました。>

 多摩信⽤⾦庫様は、東京・多摩地域を地盤とし、地域の企業と連携し、地域の課題解決を共同で実践している国内トップクラスの信⽤⾦庫です。金庫内には、国内金融業務の部署はもちろんのこと、海外事業⽀援部があり、地域企業の海外展開に関する課題に取り組んでいます。今回のインターンシップでは、グローバルビジネス専攻の学びとの関連が深い海外事業⽀援部をはじめとして、様々な部署での業務を、体験を交えながら学びました。
 はじめに、⼈財サポート部で⾦庫全体の事業内容をご紹介いただき、名刺交換など社会⼈としての基礎を学びました。その後の海外事業⽀援部では、スカートなどの⾐料品加⼯を担うサンプリーツ株式会社様、160余年の歴史を誇る⽯川酒造株式会社様、⾦属加⼯を⾏う株式会社吉本製作所様の3社を視察しました。そして、それぞれ代表の⽅から事業の概要や海外進出した際の体験や、事業展開に対する覚悟などをうかがいました。海外事業支援部では、輸出⼊決済などの外国為替業務や、輸出⽀援、海外への販路の開拓、海外企業とのマッチングなど、取引先企業のニーズに合わせて多様な業務を行っています。学⽣たちは「ビジネス学部の授業でも海外進出について学ぶことはありましたが、実際に海外進出を果たした経営者のお話を具体的にうかがうことができて、とても勉強になりました」と、貴重なお話に刺激を受けていました。

 さらに、スタートアップなど法⼈⽀援や地域⽀援の取り組みをおこなう価値創造事業部や、株式や資産運⽤を中⼼に取り扱う資⾦証券部、窓⼝⽀援や事務センター業務を⾏っているサービス向上事業部でインターンシップを⾏いました。このように各部署で幅広く学んだ多摩信⽤⾦庫様でのBilingual Internship Domestic。どの学⽣も社会⼈としての⼀歩を歩んだことで、インターンシップ前より顔つきが変わったように⾒えます。今回の経験は学⽣たちに⼤きな成⻑をもたらし、今後の進路選択や就職活動に対する意識も⾼まったのではないでしょうか。

学生コメント

ビジネス学部 グローバルビジネス専攻 3年
安藤杏華さん

 私はゼミで組織のマネジメントを学んでおり、「組織に属する全員が同じ目標に向かって⾏動することが重要」だと学んでいました。多摩信⽤⾦庫様では、組織が⼀丸となって地域貢献に努めているからこそ、地域や企業から信頼されているのだと感じました。組織のメンバーがそれぞれ持っている考え方や価値観、そして目的を統⼀することが、モチベーションの向上にもつながるため、今後共同で活動するときには、目標を共有して、⼀緒に進んでいく意識を持つようにしたいと思います。

ビジネス学部 グローバルビジネス専攻 3年
東山愛奈さん

 今回のインターンシップを通して、⾦融業務の幅広さに驚きました。これまで⾦融業といえば、預貯⾦の取り扱いや企業への融資の印象が強かったのですが、海外事業⽀援や企業マッチングなど、実際の業務は多岐にわたっていることを知りました。今回のインターンシップは⾦融業を深く理解できる貴重な機会だったと思います。また、ゼミでは「ビジネスは信頼でできている」ことを学んでいましたが、実際に地域の企業が多摩信⽤⾦庫様に⼤きな信頼を寄せている様⼦を拝⾒して、信頼関係を構築するためには時間と労⼒がかかることを再認識できました。

ビジネス学部 グローバルビジネス専攻 3年
金子采加さん

 私は「多摩信⽤⾦庫様が、なぜ地域から信頼を得ているのか」について、その理由を⾒つけることをインターンシップでのテーマとしていました。そして私が考えた理由の1つが「陰の努⼒」です。多摩信⽤⾦庫様では、定期的に海外へ出張し、現地の状況をその目で確認することで、海外への事業展開を考えている企業に、より適切なアドバイスを送れるようにしているそうです。そのような表には出ない努⼒の積み重ねによって周囲からの信頼を勝ち取っていると考えました。もう1つの理由が「⼈柄」です。多摩信⽤⾦庫の社員さんは皆温かく、地域の⽅とも親しく交流されていることも印象的でした。私も社員全員が話しやすい雰囲気をつくっている企業で働きたいと思いました。

ビジネス学部 グローバルビジネス専攻 3年
永田凌雅さん

 このインターンシップを通して最も成⻑したと思う点は、視野が広がったことです。信⽤⾦庫の業務内容はもちろんですが、実際にビジネスの現場を⾃分の目や⽿で体感し、⼤学での学びが社会⼈としても通⽤することを理解できたのが⼤きなポイントになりました。このインターンシップを通して、社会⼈としての姿勢や考え⽅などを⾝に付けることができましたが、この学びをインターンシップで終わらせないようにするのが⼤切だと考えました。そのため、卒業までの1年間も社会⼈としての意識を忘れずに、主体的かつ継続的に勉学や課題に取り組んでいきたいと思います。

ビジネス学部 グローバルビジネス専攻 3年
浪崎優吾さん

 私は⾦融の道に進みたいと思っており、今回のインターンシップで多摩信⽤⾦庫様の取り組みを現場で学べたことで、より⾦融業界で働きたいという気持ちが強くなりました。また、海外事業⽀援部で経営者の⽅のお話をうかがい、ビジネスで成功している⽅々には、⼈との出会いや挑戦⼼を⼤切にしているという共通点があることに気付きました。それらは今の⾃分には⾜りないと感じましたが、このポイントに気付けたことで、「⾝に付けるべき⼒は何か」ということが明確になり、さらに成⻑できると思えるようになりました。協調性と⾏動⼒を備えた社会⼈を目指して努めていきたいです。