追究

2023年12月14日

人間情報研究会「和風ゲームセンター」

2023年10月28日(土)・29日(日) 長久手キャンパス2号棟222教室

学生たちがオリジナルゲームを開発。
淑楓祭の教室企画で公開し、人気を集めました。

 人々が快適に暮らせるAI時代の情報社会を見据える、人間情報学部。AI、IoT、ビッグデータなどを含む最新の情報学と、心理学、統計学、生理計測法などの人の心を分析する方法を融合して学んでいます。日々の授業にとどまらず、学生有志で「人間情報研究会」を組織して積極的に学びを深め、ゲームやWebコンテンツ、動画、3Dモデル、音楽、イラストなど各自の興味関心に基づいた制作にも励んでいます。その成果を発表する場の一つが、毎年10月末に開催される大学祭「淑楓祭」です。今年は6月頃から人間情報研究会の1~4年生約30人がオリジナルゲームの開発に取り組み、10月28日(土)・29日(日)の2日間、教室企画として一般公開しました。

 教室企画のタイトルは「和風ゲームセンター」。今回、和をテーマにした3種類のゲーム、VRシューティングゲーム「妖奇撃滅」、2Dアクションゲーム「忍者ぶっとびくん」、リズムゲーム「ウオリズム」を制作し、その世界観に合わせた装飾を施して来場者の皆さんを迎えました。会場となったPC教室ではそれぞれのゲームを自由にプレイすることができ、小さな子どもたちから高校生、ご高齢の方まで多くの方々がチャレンジしていました。皆さん、夢中になって楽しみ、「おもしろかった!」「こんなに本格的なゲーム開発ができるなんてすごいですね」と学生たちのゲームを満喫していました。
 ゲームシステムの設計・実装、キャラクターやステージの構成・デザイン、BGMや効果音の制作、ロゴデザインなどの細部に至るまで突き詰め、多くの人が楽しくプレイできるゲームをつくり上げた学生たち。今後も人間情報学部で学ぶ知識・技術をさらに磨き、人に寄り添うものづくりやデザインを追究していきます。

【人間情報研究会オリジナルゲーム】

●VRシューティングゲーム「妖奇撃滅」

 3DCGで制作された臨場感あふれるシューティングゲーム。弓を使って河童やぬりかべなどの妖怪を退治し、ステージを進めていくというストーリーです。没入感がより高まるVRヘッドセットを用いたプレイもできました。

●2Dアクションゲーム「忍者ぶっとびくん」

 100秒というという制限時間内に、忍者をジャンプさせて可能な限り上へと進むアクションゲームです。少しの操作ミスで一気に落ちてしまう、集中力が試される高難易度のステージ構成。ランキングも発表されて盛り上がりました。

●リズムゲーム「ウオリズム」

 寿司店をモチーフにしたリズムゲームです。ルールは、板前さんの前を通過する魚の種類(アジとマグロ)と音楽に合わせ、タイミングよくキーを押すというもの。小さな子どもたちも笑顔でプレイしていました。

【人間情報研究会・会長のコメント】

人間情報学部
情報システム専修(現・感性工学専攻)3年
西村 花道さん

 淑楓祭の2日間、「和風ゲームセンター」はおかげさまで大盛況でした。人間情報研究会のみんなの力を合わせて取り組んだゲーム開発が、来場者の皆さんの笑顔につながり、とても嬉しく思っています。
 今回は3班に分かれ、各班のリーダーを中心に情報共有を密にしながら3種類のゲームを制作しました。メンバーそれぞれが自分の得意なことを活かし、システム設計やデザイン、サウンド制作などに着手。限られた時間での準備に苦労しましたが、一人ひとりの力を信頼し、互いに協力してゲームのクオリティを高めることができました。また、淑楓祭当日のシフト作成・管理も徹底したことで、各自の役割・業務や全体の運営がスムーズに進み、来場者の皆さんに心地よくゲームを楽しんでもらえたと思います。
 昨年・今年の人間情報研究会にはゲーム好きが多く集まったため、ゲーム開発に特化しました。来年以降は他の分野の制作・展示にも取り組み、人間情報学部の幅広い学びの魅力を発信していきたいと考えています。