追究
2025年03月19日
メディアプロデュース専攻 宮田ゼミ「演習Ⅰa」愛知の食とデザインプロジェクト最終発表
2024年度 ゼミ活動 創造表現学部 展示会・講演会・発表会

2024年12月24日(月) 長久手キャンパス712教室
「愛知の食とデザイン」プロジェクトの最終発表で、
4つのグループが多彩なデザイン案を提案しました。
2024年9月から「愛知の食とデザイン」をテーマにプランニングに取り組んでいる創造表現学部 メディアプロデュース専攻の宮田ゼミ。今回はその集大成として、これまで愛知県農業総合試験場の皆さんからいただいた様々な情報を基に、4つのグループが愛知県産のイチジクを若い世代にもっと食べてもらうためのデザインを提案しました。当日は愛知県農業総合試験場、愛知県農業水産局農政部、JAあいち経済連の皆さまにもご来校いただき、学生たちの発表をお聞きいただきました。
9月と10月におこなわれた、愛知県農業総合試験場での見学と学内レクチャーの様子もご覧ください。
■メディアプロデュース専攻 宮田ゼミ「演習Ⅰb」デザイン提案のための見学&レクチャー >
グループA「プチ贅沢、自分への小さなご褒美」
グループAは10代後半から30代の女性をターゲットにしぼり、プチ贅沢や自分への小さなご褒美をコンセプトに提案しました。オリジナルブランド「aiFeel(アイフィール)」を立ち上げ、いちじくのルームフレグランス、ハンドクリーム、入浴剤の3商品を考えました。ブランドロゴや各商品パッケージ、販売を想定したウェブサイトのデザイン案を制作し、これらの商品を通してイチジクをより広く伝えようと訴求しました。
グループB「イチジククエスト~モリコロパークと黄金の秘宝~」
イチジクのPRにフィールドワークと謎解きゲームを組み合わせたユニークな提案をおこないました。モリコロパークを舞台に家族で謎解きゲームに挑戦してもらい、謎解きにはイチジクの問題を採用。ゴールした家族にはイチジクのブローチを記念品としてプレゼントするなど、他のグループにはないアイデアが光りました。「奥深いストーリーで参加者を惹きつけ、謎解きで楽しみながら地域の農業とイチジクへの理解を深め、知名度を上げていきたいです」と力強く話しました。
グループC「イチジクの土産品」
グループCはイチジクの土産品を作り、イチジクの認知度アップと愛知県のイメージアップの両方を叶える案を考えました。提案する土産品はイチジクのお酒(ドライイチジクのおつまみ付き)とイチジクのクッキー。イチジクのお酒は「赤色の雫」と名付け、旅先やホカンス(ホテルでバカンスのように過ごす若者に人気な非日常体験)で自分用に最適な大人の土産品を目指しました。イチジクのクッキーは「イチジクは愛の味」とし、イチジクジャムをクッキーに載せて商品化します。個別包装、箱、缶といったパッケージにもこだわり、シンプルなかわいらしさを表現。「愛知といえばイチジクだよね」と思ってもらえるような商品を提案しました。
グループD「喫茶 無花果(いちじく)」
昨今のレトロブームに乗り、期間限定の喫茶店をオープンさせようと考えました。期間はイチジクの旬である7月から8月、栄・大須エリアで営業する既存のカフェとコラボレーションして展開するアイデアを披露。メニューはもちろんイチジクを使用したクリームソーダ―やロールケーキ、カクテルを提供し、ロゴやグッズなどのデザインも提案しました。
4つのグループの発表が終わった後、今回のプロジェクトにお力添えくださったゲストの皆さまからコメントをいただきました。「グループBは他のグループと目の付け所が違い、県外の方に向けてアピールできそうでおもしろかった」、「若い方たちならではの柔軟な発想が刺激になりました」、「各グループともターゲットが異なり、バラエティー豊富な発表でワクワクしました」など、笑顔でコメントしていただいたのが印象的でした。
最後に愛知県農業総合試験場で生まれた新品種のブランドいちご「愛きらり」をお土産としてプレゼントしていただきました。品種の特徴を説明していただいた後、数に限りがあったので、貴重ないちご9粒争奪のじゃんけん大会で盛り上がり、無事に最終発表を終えることができました。
今後も宮田ゼミは愛知県農業総合試験場をはじめとする愛知県内のさまざまな団体などの皆さまとコラボレーションし、地域の活性化やブランディングの構築などに力を入れて取り組んで寄与していきます。