追究

2025年05月09日

建築学部* 清水ゼミ 令和6年度協働まちづくり活動補助金成果報告会

2025年3月22日(土)長久手市公民館集会室

長久手市のまちづくりに関する活動を報告しました。

 2025年3月22日(土)、長久手市公民館集会室で、令和6年度長久手市協働まちづくり活動補助金成果報告会が開催されました。この取り組みは、地域課題を解決するために、独自の視点で自主的に取り組む事業の活動経費を補助するというものです。令和6年度は7団体が交付対象となっており、本学からは建築学部*(*創造表現学部 建築学科 建築・インテリアデザイン専攻は2025年4月より建築学部となりました)の清水ゼミ、創造表現学部メディアプロデュース専攻の石丸ゼミの2団体が活動報告をおこないました。
 今回は、建築学部 清水ゼミの報告を紹介します。

 清水ゼミの「愛知淑徳大学まちづくり研究会」は、「地域をつなぐコモンズづくり つながりづくり<コモンズ運営・イベント>」として、大学近くの長久手市丁子田地区での取り組みを発表しました。清水ゼミでは、2023年度より丁子田地区の活性化を目的に、地域住民の方のお家と集会所のコミュニティスペースの施工に取り組んでいます。2024年度はその2つのスペースを活用し、「いきいき丁子田健康サロン」を開催。本学の健康医療科学部の和田先生、飯田先生を講師として招き、地域の高齢者の方を対象に健康相談、身体測定、運動指導など健康増進につながる会を開きました。

 また、「丁子田にみんなの居場所つくりませんか」という企画で、昨年に引き続き東京都市大学の坂倉杏介教授を講師としてお招きし、地域をつなぐ居場所づくりの事例、今後の居場所づくりのアイデアを紹介いただきました。そのほか、学生たちは地域住民のお家前のベンチと集会所の掲示板の修繕活動にも取り組みました。
 1年間の活動を振り返り、「いきいき丁子田健康サロンは好評だったため、今後も定期的に開催したいです。次の課題は子育て世代の参加を促すことです。多世代交流が生まれるようなイベントにしたいので、広報活動などを改善していきたいです」と報告しました。審査員の先生からは、「地域づくりの場ができたことで、地域の方が自発的にごはん会を開催しているという状況は、とてもいい流れです」と講評がありました。

 活動報告会の後には交流会が設けられ、他の活動団体と親交を深めました。長久手市協働まちづくり活動補助金事業の本部の方が「地域や団体の枠を超えた新たなつながりが生まれ、さらなる協働が広がることを期待しています」と締めくくりました。
 学生たちにとって、1年間の活動を振り返り発表するだけでなく、他の団体の活動から刺激を得られた報告会となりました。本学はこれからも地域や団体と連携し、地域貢献活動に取り組んでまいります。

■2024年12月5日(木)建築・インテリアデザイン専攻 清水ゼミ 「いきいき丁子田健康サロン~ライア―を添えて~」

学生コメント

創造表現学部
建築・インテリアデザイン専攻 4年
稲垣 陸人さん
前田 桃佳さん

 今年はゼミの活動と並行して進めていたため、丁子田地区のイベントが予定より遅く12月に開催となりました。来年度は後輩たちが主となって活動するのですが、スムーズに始められるようサポートしていきたいです。坂倉先生から餅つきなど気軽に参加できるイベントを開催したらどうかと提案いただきましたので、多世代が参加できるようなイベントを後輩たちと作っていきたいです。また、丁子田地区の活動に参加するようになり、地元の地域活動にも参加してみようと考えるようになりました。この活動で学んだまちづくりの知識を地元にも還元していきたいです。