追究

2015年12月24日

愛知淑徳学園創立110周年・愛知淑徳大学開設40周年記念行事 人間情報学部主催「バンコクでのサステイナブルモビリティの取組み」

愛知淑徳学園創立110周年・愛知淑徳大学開設40周年記念行事 人間情報学部主催「バンコクでのサステイナブルモビリティの取組み」

平成27年11月11日(水) 長久手キャンパス741教室

“人間” “技術” “情報”をキーワードに、より良いクルマ社会の実現に挑む。そのプロジェクトの裏側に迫りました。

 愛知淑徳大学では学園創立110周年・大学創立40周年を記念して、“環境”と“エコ”をキーワードに各学部がそれぞれの視点でイベントを企画し、実施しています。11月11日(水)には人間情報学部主催の記念行事、講演会「バンコクでのサステイナブルモビリティの取組み」を開催しました。お招きしたのはToyota Motor Thailandの岡山豊氏。現在取り組んでいる「タイの渋滞緩和」のためのプロジェクトについて、プロジェクターに現地の写真などを映し出しながら解説しました。
 たとえば、「スクールバスの導入」は、保護者が自家用車で子どもを送り迎えすることでできてしまう渋滞を緩和するために考えたと岡山氏は言います。まず取り組んだのは保護者への説明で、多くの賛同が得られたことからスクールバスの効果を確かめるための社会実験に移りました。しかしふたを開けてみると、実験中にシャトルバスを活用したのはほんの数人という結果に。「新しいことを始めるときは、仕組みを整えるだけではなく、その新たな取り組みを人々に受け入れてもらなくてはなりません。その仕組みの素晴らしさをいかに伝え、理解してもらうかが、もっとも重要なことだと実感しています」と岡山氏は語りました。人間情報学部の3つの学びのテーマ、“人間”“技術”“情報”に密接に関わるプロジェクトの内容に、聴講した学生たちも熱心に耳を傾けました。世界で活躍する岡山氏の講演会は、学生たちにとって自らの学びが社会でどのように活かすことができるのか、そのイメージを具体的に抱くすばらしいきっかけとなりました。