躍動

2017年12月27日

競技ヨーヨーで世界に挑み、自分を高め続けたい。

vol.58

人間情報学部 人間情報学科3年(2017年度)

2017年8月にアイスランドで開催された競技ヨーヨーの世界大会
「ワールドヨーヨーコンテスト」3A部門に出場し、準優勝に輝きました!

小学生の頃から始めたヨーヨーの技を磨き、世界に挑み続ける。

 ヨーヨーと出会ったのは、小学生のとき。学校の図書館でヨーヨーの本を借りて、遊び感覚で技を練習していました。小学校高学年になると、インターネットで見つけた練習会に参加。その主催者が、その後、愛知淑徳大学で学びながらヨーヨーパフォーマーとして活躍していた鈴木裕之さんでした。鈴木さんをはじめ高校生や大学生の先輩と一緒に技を磨くうちに、小学6年生から競技ヨーヨーの全国大会に出場し、中学2年生のときには世界大会「ワールドヨーヨーコンテスト」に初めて出場しました。そこでいきなり優勝し、以来、毎年のように全国大会や世界大会に出場して、国内外のプレイヤーたちと切磋琢磨してきました。
 私が出場しているのは、ヨーヨーを2個使い、音楽に乗せてパフォーマンスする3A部門です。「ツーハンドストリングトリック」といわれるフリースタイルの競技で、トリック(技)の難易度などを競います。2017年8月にアイスランドで開催されたワールドヨーヨーコンテストでも、この3A部門に出場。約30か国から集まったトッププレイヤーたちと戦いました。来年は4年生で就職活動や卒業研究などがあり、もしかすると出場できないかもしれない......そう思っていたこともあり、今年は例年に比べて気合が増していました。さらに、一緒に練習して高め合う仲間の存在も、モチベーションの向上につながったと思います。予選、本選ともにほぼミスのない演技を披露し、高得点を獲得して、準優勝することができました。

競技ヨーヨーで世界に挑み、自分を高め続けたい。

ヨーヨーがきっかけで、人間情報学部で学びを深める。

 人間情報学部に入学したのも、ヨーヨーがきっかけです。鈴木さんが愛知淑徳大学で学ばれていたことを知っていたので、志望大学を決めるときに興味を持って調べました。当初、関心が高かったのは心理学でした。ヨーヨーの世界大会に出場して、開催国によって大会の盛り上げ方などの違いがあることを感じ、「人のこころ」を学んでみたいと感じたのです。さらに学部・学科を探るうちに、心理学とともに興味があった「ものづくり」を関連づけて学びたいと考えるようになり、人間情報学部への進学を決意しました。
 これまでに受けた授業で印象深いのは「評価法演習」です。かっこよさや速さなどの感性を測り、新商品開発や新サービス提案に利用する方法を、ネクタイの色による印象評価実験などを通して学びました。3年次からは、「感性のコンピューティング&デザイン」を研究テーマとする國分三輝先生のプロジェクトに所属。グループワークで音楽のゲームづくりに携わるなど、仲間と一緒にアイデアをカタチにしていく経験を重ねてきました。
 まだ将来の進路は明確に決めていませんが、人間情報学部で学んだことを活かし、働いていきたいと考えています。もちろんヨーヨーは社会人になっても続けます。競技ヨーヨーの魅力は、トリックや演技の構成を自ら考え、新しいヨーヨーの可能性に挑むことです。再び世界チャンピオンになることをめざし、今後も自分を高めていきたいと思います。