追究

2019年07月19日

シリーズ観光仕事図鑑 第6回~第7回

シリーズ観光仕事図鑑 第6回~第7回

2019年7月2日(火)、7月9日(火) 星が丘キャンパス 55A教室

観光に関わるさまざまな企業の社員をお招きし、
仕事のことや業界のことなどをお話いただきました。

 交流文化学科 国際交流・観光専攻 観光コースが本学のキャリアセンターとタッグを組んで企画・実施した「シリーズ観光仕事図鑑」。全7回からなる講演イベントで、観光に関わるさまざまな企業の社員の皆さまにご登壇いただき、業界のこと、企業のこと、仕事のことなど、多岐にわたるお話をしていただきました。観光学を学ぶ学生にとって、仕事に対するビジョンを明確にし、自らの進路の可能性を広げる絶好の機会となりました。今回は、このイベントのフィナーレを飾った第6回と第7回の様子をダイジェストでご紹介します。

第1回~第3回のレポートはこちら
第4回~第5回のレポートはこちら

第6回 愛知県庁

シリーズ観光仕事図鑑 第6回~第7回

シリーズ観光仕事図鑑 第6回~第7回

 ご登壇いただいたのは、愛知県観光コンベンション局観光振興課の渡邉 亨介様。出版業、観光協会、行政とさまざまな立場から「観光」に携わってきたご経験から、観光に関わりながら働くことのおもしろさについて語っていただきました。まず渡邉様は、「日本標準産業分類に、観光業はない」ことについて言及。その一方で、観光に携われる業種は多岐にわたり、出版業でも新聞業でも広告業でも、観光に関わりながら働くことができるとご紹介いただきました。次に、「観光の位置づけはどこでしょう?」と学生たちに問いかけ、「第1次産業、第2次産業、第3次産業のすべてに関わりが持てるのが観光です。例えば“いちご狩り”は農業でもあり、観光でもある。つまり、観光に結びつかない業界はないと言えます。さらに言うと、観光は一つの会社では成り立ちません。ホテルがあってお土産屋さんがあって、それぞれが関わり合ってお客様をもてなします。他業種が一緒になって一つのゴールをめざすところに観光を取り巻く仕事のおもしろさがあると思います」と仕事の醍醐味を教えてくださいました。

シリーズ観光仕事図鑑 第6回~第7回

シリーズ観光仕事図鑑 第6回~第7回

 さらに、出版会社で観光地のPRをしていたこと、観光協会で旅行会社への営業をおこなっていたこと、現在は行政で各市町村をつなぎ観光促進をしていることを次々と紹介。どんな業種でも観光に携わるチャンスがあることをお伝えいただき、観光に関わる仕事に就きたいと考える学生たちに、可能性は広がっているとエールをお贈りいただきました。

第7回 中部国際空港株式会社、中部国際空港旅客サービス株式会社

シリーズ観光仕事図鑑 第6回~第7回

シリーズ観光仕事図鑑 第6回~第7回

 航空会社、旅行代理店、ホテル、交通、テーマパーク、行政と、多岐にわたる業種の方々にご登場いただいたこの講演イベントもいよいよフィナーレ。最後は中部国際空港株式会社と中部国際空港旅客サービス株式会社の2社の社員の皆さまにご登壇いただきました。

シリーズ観光仕事図鑑 第6回~第7回

シリーズ観光仕事図鑑 第6回~第7回

 前半を担当したのは中部国際空港株式会社の大参様と名倉様。「セントレアの愛称は誰がつけたと思いますか?」「もしも自分が外国人だったら中部に観光に来ますか?」と学生たちに問いかけながら、観光における空港の役割についてご説明いただきました。また、セントレアは空港を目的地にすることで多くの利用客を誘致しようとしていると紹介し、国際会議の会場として空港内の施設を貸し出すなど、多くの工夫を重ねていることをお伝えいただきました。

シリーズ観光仕事図鑑 第6回~第7回

シリーズ観光仕事図鑑 第6回~第7回

 後半は、中部国際空港旅客サービス株式会社にバトンタッチ。鈴木様・武馬様・佐藤様の3名が登壇し、約300の企業が空港の運営を支えていると言及。その中で、中部国際空港旅客サービス株式会社はお客様の声に耳を傾け、より良い空港になるよう改善を繰り返していること、インバウンドチームをつくって多様な国籍のお客様に対応できる体制を整えていることなどについてご紹介いただき、細やかなサービスを提供することで、お客様の期待に応えようとしている様子をお伝えいただきました。

シリーズ観光仕事図鑑 第6回~第7回

シリーズ観光仕事図鑑 第6回~第7回

 2社の講演を通じて、観光における空港の役割と可能性を感じることができた学生たち。自身の視野がまた一つ広がった講演となりました。