活躍する卒業生
言葉の背景にあるものを想像しながら、人の気持ちに寄り添っていきたい。
就職先:豊川市役所
メディアプロデュース学部 メディアプロデュース学科 クリエイティブライティングコース*(2013年度卒業)
(愛知県立国府高等学校 出身)
酒井 愛実さん
子どもの頃から本を読むのが好きだった私は、大学で近現代の日本文学について学びました。堀辰雄の小説『不器用な天使』を読み解き、評論・批評をおこなった卒業論文では、より深く小説の世界を理解するために、作品の舞台となった時代背景を研究。文中のキーワードを調べて当時の文化や流行について知ることは、登場人物の気持ちを想像する手がかりとなり、言動の背景や意図を探ることができました。また、論文を書き進める中で、ゼミ生同士で意見を出し合う機会も多く、自分の考えを人に伝えることの難しさを感じることもありましたが、文章力に加えてコミュニケーション力も身についたと思います。市役所の福祉課で働く今、さまざまな困りごとや不安を抱えている方の相談業務では、やわらかく質問を投げかけながら、相手の気持ちを考えて話をする配慮が大切です。言葉をそのまま受けとめるのではなく、“その背景には何があるのだろう”と想像することは、作品と向き合い、文章を読み解くことと同じだと感じています。忙しい業務の日々ですが、窓口に相談に来られた方がほっとした表情を見せてくださる瞬間が私のやりがい。これからも、人の気持ちに寄り添いながら少しでも人の力になれる存在でありたいと思います。
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* 現・創造表現学部 創造表現学科 創作表現専攻