2022年1月26日（水） 長久手キャンパス ミニシアター

色とりどりの個性が光る展示会を開催した学生たちが、
自らの学びを共有する最終報告会を実施しました。

　本学の創造表現学部 メディアプロデュース専攻は、メディア・コミュニケーションを主体とした表現方法を学ぶ専攻です。「映像」「写真」「デザイン」などの創作手法はもちろん、「社会学」「メディア心理」「メディアビジネス」など、メディアを活用する方法も学ぶことができ、創作や学修を通じて、正しい事実を把握する調査力、社会的価値のある情報を見極める分析力、ニーズをとらえる企画力、わかりやすく伝える表現力などを総合的に身につけ、社会に対して適切な情報発信ができる人材の育成をめざしています。
　毎年冬には、作品展示などを実施する「プロジェクト」を開催。学生たちが日ごろの成果を社会に発信するために、参加団体が各自で展示会を企画・準備・運営するプロジェクトで、今年度は「僕らのセブンス・コード」と題し、7つの団体が展示会を実施しました。デジタル表現や写真、空間構築など、さまざまな分野の展覧会が開催され、どれもが多くの人に足をお運びいただく素晴らしいものとなりました。その成果と経験を、「僕らのセブンス・コード」に参加した各団体が共有するための最終報告会が、2022年1月26日（水）に開催。各団体の代表者が、展覧会のコンセプトや準備の手順、当日の様子などを伝え、会場に集まった仲間と共に振り返りました。
　7つの団体の発表後は、「僕らのセブンス・コード」全体の広報を担当した学生が、内容の振り返りや広報の効果などをプレゼンテーション。プロジェクトを発展させるために、しっかりと後輩に引き継ぎたいとまとめ、来年度以降の成長への期待を込めました。

　多くの実りを持ち寄ることができた今回の最終報告会。先輩から後輩へと経験が受け継がれ、また表現方法が違うゼミナール同士の情報共有の場にもなり、貴重な学修の機会となりました。本専攻では、多様なメディア表現を学べるという特長をいかんなく発揮し、今後も学生一人ひとりが成長できる機会を多く用意していきます。

団体発表

なんせんす／村上ゼミ3年生企画

　あえて遊び方を提示しないことで、自由に遊びを創造してほしいというコンセプトのもと、会場づくりをおこなったと発表。当日の様子を映像で上映し、学生たちと一緒に遊ぶ子供たちの姿も届けられました。

■創造表現学部 メディアプロデュース専攻 村上ゼミ3年　展示企画「なんせんす」「せんせーしょん」　はこちら＞

せんせーしょん／村上ゼミ3年生企画

　心音をコンセプトにした「布と光と音の空間」を創り上げた村上ゼミ。ハートのオブジェも設置するなど、工夫した点も伝えられました。子どもたちの発想はユニークで、想像以上の遊び方をしてくれたとまとめました。

■創造表現学部 メディアプロデュース専攻 村上ゼミ3年　展示企画「なんせんす」「せんせーしょん」　はこちら＞

27―記憶の欠片―／つど～り～（学生有志団体）

　写真やイラスト、インタラクティブアートなどを用いた展示会を対面とオンラインにて実施。オンライン会場では、文字が天井から床に落ちてくる演出をするなど、工夫した点も伝えられました。

■創造表現学部 メディアプロデュース専攻 展示企画「27―記憶の欠片―」　はこちら＞

写×映 ―Analog×Digital―／阿部ゼミ4年生企画

　アナログとデジタルの技法を融合させた展覧会を、名古屋・長者町エリアで実施した阿部ゼミ4年生。多くの写真を用いて、当日の様子がいきいきと語られました。作品を閲覧できるアーカイブ・サイトや、紙の作品集を作ったことも報告されました。

■創造表現学部メディアプロデュース専攻 阿部ゼミ卒業制作展2021「写×映 ―Analog×Digital―」　はこちら＞

ポリフォニー展／坂倉ゼミ3、４年生企画

　常滑市にあるギャラリーにて開催された展示会について報告。会場の魅力を生かすため、照明やレイアウトにも気を配った様子が伝えられました。また招待状を作成するなど、独自の広報活動についても報告がありました。

■創造表現学部 メディアプロデュース専攻 坂倉ゼミ 学修成果発表展「ポリフォニー展」

図書館ではお静かに展／坂倉ゼミ３、４年生企画

　長久手キャンパスの図書館を会場にした展示会。図書館職員が身につける缶バッジを用意するなど、アイデアあふれる広報活動について紹介がありました。また非日常をうみだせたのではと初めての挑戦を振り返りました。

■創造表現学部 メディアプロデュース専攻 坂倉ゼミ 展示会「図書館ではお静かに」　はこちら＞

TOY BOX／阿部ゼミ 3年生企画

　大学内外から出展者を募ってオンライン展覧会を実施。他大学や他学部からも参加があり、ポスター、アニメ映像など多様な作品が集まりました。新年度もサイト公開を続けて、新入生に活動を紹介したいという展望も報告されました。

■創造表現学部 メディアプロデュース専攻「TOY BOX」　はこちら＞