グローバル・コミュニケーション学部 グローバル・コミュニケーション学科 McGEE Jennifer J.

グローバル・コミュニケーション学部 グローバル・コミュニケーション学科 McGEE Jennifer J.

McGEE Jennifer J.

グローバル・コミュニケーション学部
グローバル・コミュニケーション学科

国や時代ごとに変化するコミュニケーションを、追究し続けたい。

プロフィール

学歴
  • 1991年5月:米国ウースタ大学Arts and Sciences 学部 コミュニケーション学学科卒業
  • 1994年10月:米国ミネソタ大学大学院スピーチコミュニケーション研究科レトリック専攻前期(修士)課程修了
  • 1998年7月:米国ミネソタ大学大学院スピーチコミュニケーション研究科レトリック専攻後期(博士)課程修了
職歴
  • 1997年9月:St. Cloud State University 助教(Assistant Professor)
  • 1999年10月:愛知淑徳大学文学部 講師
  • 2000年4月:愛知淑徳大学コミュニケーション学部 講師
  • 2004年4月:愛知淑徳大学コミュニケーション学部 助教授
  • 2007年4月:愛知淑徳大学コミュニケーション学部 准教授
  • 2010年4月:愛知淑徳大学交流文化学部 准教授
  • 2012年4月:愛知淑徳大学交流文化学部 教授
  • 2016年4月現在:愛知淑徳大学グローバル・コミュニケーション学部 教授

「コミュニケーション」を専門とするマギー先生は、インターネットやメディア、サブカルチャーも研究対象。SNS、歌手のPV、漫画などから、人と人が思いを伝え合い、理解し合うための表現方法や言語行動を探っています。ゼミでは、各国・各年代の特徴的なコミュニケーションについて学生と活発に議論し、研究の幅を広げています。

人は、インターネットで何をどう発信するか。

わたしの博士論文(1996年)のテーマは、インターネットを利用したコミュニティー構築の在り方についてでした。このテーマでの研究は、今も続けていますが、インターネットでは女性的/男性的な言語表現がどのように発信されているか、テレビや新聞など従来のメディアとインターネットがどのように違うかなど、ジェンダー、メディア、サブカルチャーなど関連領域の研究も行っています。最近では、トランプ大統領がツイッターをどのように政治的に利用しているか、クラウドソーシングがどのような動向にあるのかにも関心を持っています。

サブカルチャーファンのコミュニティーも研究。

サブカルチャーのファンはインターネット上でさまざまなコミュニティーを形成していますが、ファンの言語表現をもとにグループ分けを行い、個々のグループを階層化する分析も行っています。例えば、熱狂的な親日家(weeaboos)は、日本のアニメを英語の字幕付きで見るか英語の吹き替えで見るかについて、「自分こそが一番のサブカルチャーの理解者だ!あなたは全く分かっていない」などの主張を掲示板で繰り広げていますが、そのような批判についても調査しています。

時代の変化に合わせ、研究は広がり続ける。

インターネット上の表現方法や言語行動は、絶えず変化しています。インターネット上にどのようなコミュニティーがあり、どのようなコミュニケーションが取られているかを知ることは、とても興味深いことです。インターネットが今後、どのように発展し、どのようなサービスが生まれるか分かりませんが、今後のわたしの研究がどのように広がるかが楽しみです。

主要著作・論文

  • ネットで楽しく英語コミュニケーション

    ネットで楽しく英語コミュニケーション

    大修館書店(2009)共著

  • In the End, it's All Made Up:The Ethics of Fanfiction and Real Person Fiction in Communication Ethics, Media, & Popular Culture Eds. Phyllis M.Japp, Mark Meister, and Debra K. Japp.

    Peter Lang Publishing, Inc.(2005)

  • Online Gatekeepers and the Future of Gatekeeping Theory : The Case of Karen Klein

    愛知淑徳大学 グローバルカルチャー・コミュニケーション研究科篇5(2013)(PP13-22)

  • Supernanny to the Rescue : Reality Television as a Transmitter of Cultural Patterns

    愛知淑徳大学 交流文化学部篇4(2014)(PP37-52)

(2018年1月 取材)