ビジネス学部

特色ある授業

企業分析プロジェクト

身につけた会計の知識を駆使し、実際の企業の財務諸表を読み解きます。

1年次後期よりスタートする現代ビジネス専攻ビジネスアカウンティングコース*では、「簿記論Ⅰ・Ⅱ」「会計学入門」で簿記・会計(=アカウンティング)の基礎を固めたあと、「財務会計」「管理会計」「経営分析」や「ゼミナール」などの履修を通じて専門的かつ実践的なアカウンティングの知識や技能を修得させ、企業経営を数字で読み解く力を育てます。こうした学びの集大成として位置づけられる科目が、3年生の後期に開講される「企業分析プロジェクト」。東海地区に本社を置く上場企業とコラボレーションし、当該企業が発信するIR情報(有価証券報告書をはじめとする財務・非財務情報)や株価などを3~5人のチームで詳細に分析し、その結果を企業の財務や経営企画の担当者の前でプレゼンテーションする授業です。毎年、業種・規模などが異なる3つの上場企業を分析対象として3クラスが開講されています。この科目の目的は「アカウンティングコース*での学びの成果を活かし、実際の企業を分析しプレゼンテーションするというアクティブラーニング」を実践すること。とくに最終プレゼンでは、分析対象の役員クラスの方も参加するため、やり遂げたときの達成感は格別であり、学生たちにとっては大きな自信につながります。この科目の経験や成果は、4年生になってからの就職活動や卒業後に進むビジネスの世界で大いに活かすことができます。
* 現・ビジネスアカウンティング専修

[概要]


第1回:オリエンテーション
授業の導入として、この科目の目的や授業の流れなどを紹介。経営分析を通じてどのような視点が身に付くのか、あらためて受講学生が共有し、授業のゴールを明確にしていきます。

第2回~第5回:企業分析の視点を学修
企業分析には、収益性(儲かっているか)、安全性(借入金が多すぎないか)、成長性(売上は拡大しているか)など、さまざまな分析の視点があります。その一つひとつを紐解き、企業分析の知識とスキルを高めていきます。

第6回:分析対象企業による特別講義
分析対象企業のご担当者様から、経営理念や経営戦略から売上高や各種利益などの財務情報まで「普段、投資家やアナリストなどの専門家に対して説明する内容」と同レベルのプレゼンテーションを行っていただきます。

第7回~第13回:チーム活動
学生たちは3~5人のチームに分かれ、各チームが異なる視点・指標を用いて対象企業を分析し、中間報告(本番のリハーサル)や教員からのフィードバックなどを経て、最終報告会に向けた準備を進めていきます。

第14回:最終報告会
企業のご担当者様の前で、分析結果を発表します。毎年、ご担当者様からは厳しくも温かいフィードバックをいただき、この授業だけでなく、ビジネスアカウンティングコース全体での学びの成果を実感できる機会です。
* 現・ビジネスアカウンティング専修

学生 VOICE

■日商簿記検定1級取得、公認会計士試験合格

佐藤 匡哉さん

ビジネス学部ビジネス学科4年
(2017年4月入学 2021年3月卒業)

ビジネス学科で簿記や会計の学修に力を注ぎ、日商簿記検定1級を取得。さらに、3大難関国家資格の一つである公認会計士試験にも、在学中に合格することができました。卒業後は公認会計士として実務経験を重ね、地元・愛知県の企業を支えていきたいと決意を新たにしています。


■日商簿記検定1級取得、公認会計士試験合格

松波 勇登さん

ビジネス学部 ビジネス学科4年
(2017年4月入学 2021年3月卒業)

入学後、ビジネス学部 西崎 賢治先生との出会いをきっかけに、公認会計士をめざして勉学に励んできました。2年次には公認会計士試験短答式試験と日商簿記検定1級に合格。3年次には3大難関国家資格の一つである公認会計士試験論述式試験に合格しました。将来は世界での活躍や独立することを目標に、英語の勉強にも力を注いでいきます。